母のタイムスリップ日記
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| 2002年10月19日(土) |
ここは、ト トイレですよ。 |
「早く来られなかったの?」と母は涙目だった。 二日続きでお休みしている事が何処かで判っているのだと感じた。 たった2日なのに、あの一時帰国の人達と同じように肩を抱き頭を なでるのだ。一日置きに面会をしている事等記憶されてないのだが 感覚で感じるのだろう。
歯を磨く時は、顔も洗う。 在宅時は、立ち会えば出来ていたが、入所以来そう言う動作が消えて いたが、今日は、関連動作となった。これは、嬉しかった。 施設側も、立ち会ってくれる事が増えてきているお陰だ。
今日は、久々にバスに乗った。 相変わらず、キョトキョトしていた。 それから、電車に乗った。「××行き」と母は読んだ。 ひとつ用を足し、また、電車で戻った。 通路で、写真展をしていた。それを、ゆっくり眺めた。 途中、お茶してまた歩き出し、お店の中を見て回っていたら 「トイレに行きたい」というので、トイレに行く。 ここは、身障者用トイレがあるので、そこを使った。 二人で入るので、広さがないと困るのだ。 用を足し、「手を洗ってね」と声を掛けたのに、顔を洗った!! 慌てて、タオルを取り出して拭いた。 別に汚い事をしたわけではないのだが、普通いない事をすると こんな風に慌ててしまう。
監視する訳でなく、手出しする訳でなく、声がけしながら、 見守っていく事は簡単なようで以外に難しい。 本人のプライドを傷付けないよう配慮していく事も意外に 大変。
そうそう、施設に帰って「何処に行ってきたかな?」と聞いたら 少し考え、「駅に行ったね。写真をみたかなあ?」と母は言った。 驚いた。こんな事、久しぶりだ。
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