母のタイムスリップ日記
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娘が朝刊が配達される時間に帰宅。 その娘を起こすのが厄介な仕事。 「×時に起こして」というのだが、起きやしない。 それは、そうだろうと思う。 どうせ起きられないのだから、もっと遅く起こしてと言えばいいのに、 彼女の良心がそうさせないのだ。 起こすこっちも、寝てないと思うと可哀想で気合も入らない。 今日もそんな朝の風景だった。 予定より一時間半遅れでようやく起きた。 今度は、食事。 眠りが足りないのだから食欲だって在る訳がない。 でも、母親としては、何か詰め込んでおきたい。 温かい物、口に入れやすい物を準備する。 娘は、少しだけ食べて「あーっ」と溜息をついて会社へとむかった。 成人した娘の世話なんて過保護もいいとこだが・・・。 かなり過酷な勤務体系なので仕方ないと思っている。流行らないけど、 企業戦士みたいなものだ。それも、サービス残業。
娘の出た後、次の格闘。 我が家に無用に近い大きな木がある。 実のならない「やまもも」と「しいのき」。 常緑なので落葉はないが、新旧の葉の入れ替わりがある。 だから、この時期、剪定する。 梯子をかけて、ぱっちんぱっちんやっていると、ご近所さんがかわるがわる 「気をつけてね」と声を掛けてきた。 きっと、はらはらして見ているのだろう。 屋根に背を当てて、作業を続けた。 気がつくと、もうとうにお昼を過ぎていた。
一休みと思っていたら、おむかいの奥さんが出てきた。 ちょっと立ち話。 どうやら、お向かいの娘さんも娘と同じ頃の帰宅だったらしい。 同じ年齢の方で今年二年目。 そういえば、今朝、娘より少し後に出勤して行った。 最近の会社は雇用機会均等法のせいか、こういう残業が女子にもある。 昔では考えられない。
そして、今日娘は帰れないかもしれないと連絡してきた。あーあっ。
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