母のタイムスリップ日記
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2002年11月04日(月) 久しぶりに自宅での入浴。


今日 久しぶりに母を家に連れてきた。
家の風呂に入れようと思った。
幸い、娘が新車を購入。試運転に運んで貰った。
家に車はあるが、夫は休日もあまりなく、仕事に出かける時は車だし・・・。

母は、孫の運転する車に乗った。
痴呆でなかったなら、きっと感激するのだろうけれど そういう感覚はなかった。でも、おととい、娘が車を買ったよと言うと「へー。ずいぶんお金持ちだねえ」と言っていた。

家に着くと、母は、自分の席に着く。
自分が暮らしていた事など記憶にないように見えるのだが、やはり、長年の
感覚として体が記憶しているのだろう。
一休みして、「お風呂入る?」と聞くと「あーいいねえ。入りたいよ。」と言った。すっと立ち浴室に向かった。
まだ、着替えの準備もしてなかったので、洋服を脱ぐ間に下着を揃え、ついでに、タオル、キャップ、ドライヤー、椅子を準備した。浴室では、母が最期の下着を脱ぎかけていた。みると、大で汚れていた。出て間もないようだった。
「ちょっと待って」と声をかけ、袋とティッシュと濡れティッシュを運ぶ。
それから、ゆっくり下着を下ろして、それを袋へポィ。それから、少し前かがみになって貰い、お尻をティッシュで数回拭き取り、その後塗れティッシュで
拭く。それらを、袋にポィ。そして、母に見えないように袋を丸めてしまうのだ。ティッシュは、浴室の前に直ぐ取れるようにおいて置く。
そういえば、昨日 娘が「サツマイモがおやつだった」と言っていた。
母は、お芋の後は少し便がゆるめになるのだった。
自分が食べさせた時は意識して準備するが、人に任せていると抜けてしまう。

浴室に入りお尻をお湯で流して入浴。母は「気持ちよい」ととても満足げ。
温まったら、湯船を出て、洗髪。お湯をかけて、手でゴシゴシは母自身の仕事
だ。シャンプーをつけて、ゴシゴシするのは私。後は耳にお湯が入らないように手でふさぐ母。母の耳は特殊なので水が入らないように注意が必要なのだ。
途中で、ぷーんとにおい始めた。慌てて、ティッシュを取り出して拭き取る。
かがんでいると、お腹を刺激してしまうようだ。これも、いつもの事。
洗髪が済むと、すぐタオルで拭きキャップを被ってもらう。
それから、首から順に洗っていく。前の方は母自身が洗うが、仕上げ洗いは、
どうしても必要だ。
それから、お湯でゆっくり流し、顔を洗って終了。
再度、湯船に入っている間に洗面器を片付け、タオルを洗濯機へ。
すのこをシャワーで洗い流す。
あたたまったら、母が浴槽から出る。壁の隅に背を向けて後ろに倒れないように配慮が必要。
身体を拭いている間にドライヤーの準備。
それから、拭き終わった身体を再度私が拭く。そして、下着を着けて貰う。
今日のように便が緩めの日は、パンツのみ先に私が履かせてしまう。
後は、見守りながら傍に居る。

この間、私は入浴はしない。ジーパンをたくし上げて、Tシャツで浴室に居る。これが、昔からの私のやり方だ。一緒に入ってしまうと疲れがどーっと出てしまうからだ。夏は汗まみれ。冬は、寒くなるがそれだけは我慢するしかない。

洋服まで着たら、頭を乾かす。
これで、ようやく終了。「頭が軽くなったよ。いい気持ち」と母は満足げだった。
これが、もう少し冷え込むと浴室を暖めておく必要がある。身体を洗っただけで、「寒い」と訴える母だから。

それから、おやつ。水分補給で、お茶をたっぷり飲んでもらう。
和室でゆっくり寛ぐ。冷えないかと心配だったがどうやら大丈夫そうだった。

暫くして、娘が帰宅した。母を送ってくれると言ったが、今日の運動量が足りないので、ゆっくりと歩いて駅に向かった。
風呂に入ったから疲れてないかと幾度も聞いたが大丈夫との事だった。
25分ほど歩きバスに乗ってホームに帰った。




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