母のタイムスリップ日記
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2002年11月05日(火) 故郷の景色。


 久しぶりに、混雑した電車に乗った。
友人と待ち合わせた場所に行く為。
娘と途中まで一緒。

娘と別れてから乗った電車は相変わらずの酷い混雑だった。
ドアが閉まって直ぐ隣に居た男性が少し向きを変え片手をおろしてポケットに
手を入れるような仕草をした。そこまでは、別段気にもならなかった。
ところが、その手の動きがなかなか忙しい。ちょっと怪しいかなと感じた。
その人に背を向けているので、ちょっと顔を向けた。ちろっと視線を合わせて
見た。おばさんと判れば、手を引くだろうと思った。
案の定、手は止まった。私が怖い顔をしたからか はたまた おばさんだったからか判らないがとにかくほっとした。
でも、傍に若い娘さんがいた。そちらにどうも動いている。娘さんは身体を前に前に移動した。何処にも逃げようがないのである。
注意しようと思ったが気のせいだったら気の毒だし、それに怖い。仕方ないので時々その男性を見ていた。それが、私に出来る精一杯の事だった。
途中でその男性は降りた。若い娘も降りた。娘さんはその時怖い顔をして男性を睨めていた。やっぱりだった。
全く 困った人も居るものだ。こんな時のうまい対処って・・・。と思った。

友人は、故郷の景色を運んできた。
峠は雪で真っ白だった事。高い山々にも雪が降っている。「寒いよ」と。
また、故郷ならではの物を持ってきてくれた。こちらでは、手に入らないので
とてもありがたい。明日には、調理して母の元に届けよう。

友人共に美術館に出向いた。祝明けの今日は、お休みところが多い。
でも、そこは大丈夫だった。
アールデコの銀の食器をゆっくり眺めた。柔らかな材質だと見ただけでも伝わってきた。「ああ無情」のジャンバルジャンをふと思い出した。どうやら、友人も同じ事を思ったようだった。
母を連れてきたのは、一年位前になる。ここまで、また 歩けるだろうか?
静かなゆったりとした時間の流れるここに、また、連れてきたいなと思った。





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