母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
起床して、夫のお弁当をつめ、朝食を作り夫を送り出す。娘を起こして、お茶を出し、娘を送り出す。それから、洗濯、掃除。その後新聞をよむ。 そんなことをしていると、10時を過ぎてしまう。(単に行動が遅いだけかも) そういう訳で、母のところに行くのが遅くなる。 この時期、母の所に行くと帰路は、日が暮れてしまう。 自転車なので、ライトを点灯するとペダルが重くなる。車とのすれ違いも怖くなった。
で、今日は、早めにでかけた。 冬に近くなったので、日差しも深い。ホール内にもお日様が入り込んでいた。 ソファーに横になり日向ぼっこしているI氏が、うとうとしてた。Fさんも隣の椅子で、こくりこくり。気持ちよさそうだったが夜大丈夫かな?
ふるさとからの土産を持参した。皆で食べればと思った。職員に渡す。全体的にのどかな感じのするホームだった。
車椅子のF氏は前に前に頭を下げ、テーブルに顔を押し当てるほどになった。息が止まらないかと心配になった。「F氏。折角の高い高い鼻が・・・。」と言いかけると、F氏は、「なに。ぺッタンコになれば丁度良いと思って。」と笑った。会話にならない事の多いF氏だが、今日の返しはベリィーグウ。 みなで、大笑いをした。
暫くして、他のフロアから2人の仲間が加わった。 テーブルを隅に移動させ、皆で輪になった。 そこで、民謡メドレー 懐かしのメロディー大会となった。 職員も歌集をだしてくれた。皆で歌いだす。とても気持ちよさそう。 O氏は、思い出と歌が重なるとポロポロ涙を零した。涙を零す事だって立派な 癒し効果があるのだ。 後半、職員や私が、歌集にない歌をうたった。古い歌なので節さえ出れば皆 歌いだせる。手拍子を取りながら、歌った。私はついでに踊ったりした。皆も 椅子に座りながら上半身を動かしていた。きっと、足が安定していたら踊ったのだろうと思った。 それにしても、歌の効果はすごいと思う。皆、不思議に覚えていて、途中歌詞を忘れても誰かが歌えて何とか纏まってしまう。そして、何より穏やかな表情になる。
大合唱の後、みなでおやつ。「おいしい。」の声。 でも、母はあまり食べなかった。好物で目が無いのに。お腹の具合も悪くないのに。「もう、沢山」と言った。 「外に出かけない?」と誘ったが「寒いから・・・。」と言った。 いつもなら、寒くとも「うん。行きたい」というのだが、今日は違った。 風邪でもひきかけているのかな?ちょっと心配。
お日様が西に沈む前に 家に戻った。洗濯物も湿らずにすんだ。
そうそう、今日は父の誕生日だった。 母は、忘れているだろうから、言わなければと思っていたのに 忘れてしまった。いかんなあ。
|