母のタイムスリップ日記
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此れから付ける友人に関する記述は、友人がどう書いても良いという了解を得て居ります。
以前にも触れたことのある友人の事。 彼女は15年ほど前にガンを宣告された。某私医大の付属病院で検査技師として仕事をしていた。 ガンを宣告された時、お腹には赤ちゃんが居た。其の状態でがんの処置はできず、出産後放射線治療を受けた。 宣告を受けた時は、彼女自身相当の打撃だった。当たり前の事であるが。 でも、治療を受けながらも自力で療法や克服法を手当たり次第学んでいたようだ。「この治療では、副作用が出る。」とかも学んでいた。 丸山ワクチンも試したようだった。「治療薬として認められなかったけど、あれは、数値的にも良い結果が出たよ。」と言っていた。 数年後、再度放射線治療を受ける時いやいや受けていた。 が、その後、近代医療に別れを告げて、定期的な通院もやめた。そして、仕事場を去った。自分で納得できないのに、検査など出来ないと決めたらしい。 もうひとつの理由は、単純。「PC導入」で其の作業も嫌だったらしいが。
今も彼女は健在である。 やはり、定期的な通院はしていない。 じゃ、何事も無いのかと言えばそうではなくて、いろいろ支障も出てきているのだが、普通に生活している。 6人の子供を育てた。今、一番下の子は、11歳かな?双子だ。 今も、子育て中である。
でも、失いつつあるのが聴力。かなり、聴こえにくくなり補聴器を使用している。
これは、誰でもが真似できることではない。 彼女自身、自分の病を自分の責任により管理している事なのだ。 本当は、ご主人やお子様たちの了解を得ながらやって欲しいと事あるごとに 伝えている私だ。でも、ご主人も医療職にあり、仕方なくというか暗黙のうちに彼女のやり方に同意なさっているようである。本人の意思を尊重しておられるのだろうと思う。
友人は、こんな風に治療の方法を選んだ。 そして、不自由さやマイナスもあるけれど、生活の質を高く維持できている。
さて、痴呆の場合、初期の治療の選択はできたとしても 記憶力、判断力が 衰えてきたら本人の意思確認、治療拒否等出来なくなる。 其の部分は、家族またはそれに変わる人が選択する事になるのだろう。 おそらく、本人の意思を想定しながら。 今の痴呆に対する治療って何だろう。手術は聞かないし、投薬治療になるのだろう。その、副作用って何処まで真実なのだろう。其の効用って、何処まで真実なのだろう。 治験をして認められるのだから、根拠となるデーターも出ているのだろう。
友人だって、医療の現場に居たのだから治験済みも当然知っていたし改善できる事もある程度知っていた。でも、拒否したのだ。
痴呆の人に治療拒否は出来るのかな? やはり、其の選択は、家族と周囲の者の判断となるに違いない。
だとすると、介護者の責任は、介護、サービスを受ける事、施設入所、治療法 もろもろかぶさってくる。(あたりまえのことだけど)
今日、急にそんな事が気になった。 私は、自分と自分の家族のために、母を施設に送り込んだのだ。 きっと、母は家に居たいだろう。「ごめんなさい」と心の中で詫びるしかないなあ。
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