母のタイムスリップ日記
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2002年11月25日(月) おばさん根性らしい。


 「あー。至福の時。」こういう事は滅多にない。
ちょっとした興味で買ってしまったお菓子。
普段、置いてないお菓子だった。
「日持ちします。」と言われた物だが、昨日ふと思い出し包みをほどいた。
それが、「ぴたっ」と私の好みに合った。
本当にうっとりするほどだった。
「おいしい。幸せ。」と言ったら、娘が目ざとく見て、「私も」とぱくり。
「んー。」「ねっ」阿吽の呼吸。

買う時は、単価計算なんてしなかったが、急に気になり計算。
かなり、高い。それから、残りの数を目で数えて菓子箱を片付けてしまった。

こういう話は、その昔年下の友人がよくしていた。
「誰にも食べさせないで隠しておく」と。
私はその心境が理解できなかったし不思議だった。

でも、昨日の私はまさにそれ。お汁粉を作って食べさせた事もあったのかもしれないが・・・。

娘に気持ちを説明して、「やっと、あの人達の言った事わかったよ。」と言ったら、「それが、おばさん根性と言うの!」とバッサリといわれた。
「・・・・・。」

** ** ** **

母は居室で一人 折り紙を折っていた。
かなり集中していて、数回呼んでも気が付かなかった。
こんな母の姿を見るのは久々だった。

居室の整理をしていたら、母は鼻歌を歌っていた。
本当に楽しそうだった。

ロッカーを開けると異様な臭いがした。
嫌な予感。やっぱりだった。
それは、手つき袋の中に入っていた。
ご丁寧に、下着でくるみ、其の上を上着でくるんでいた。まるで海苔巻きのように。幸い下着や上着に汚れは付着していなかった。
でも、臭いはたっぷりと吸い込んでいたのでした。 やれやれ。

その後、美容院に出向く。
年末に近くなると混み出すので、程よい時期を狙っていた。
少し早めではあるが、次回をカットにしたら、短時間で済むだろうと思った。
幸いな事に、美容院は空いていた。
今日の母なら、ゆっくりできる。
2度目の液を定着させる頃3時だった。待つ間に昨日のお汁粉でおやつ。
勿論、オーナーの了解を得て。
オーナーは、ハイビスカスティーに砂糖を淹れて母に出してくれた。
頭もさっぱりとして、店を出た。

「この調子なら・・・。」と「市」にも寄って見た。
「こにちわ。お元気で何よりですね。また来てくださいね。風邪などひかないように。」と母に声を掛けてくれた。
母も「有難う」と応えていた。
やはり、折角外出したのだから、いつもと違う人との会話をさせたいのだ。

そんなこんなで、今日の日程を終えた。
機嫌も上々の日だった。






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