母のタイムスリップ日記
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母は皆とテーブルを囲み何か折っていた。 私が来たのがわかっても、居室まで来る事はなかった。 その間に衣類の整理をした。おやつをチェックしゴミ箱もチェック。 おやつを補充。 衣類も行く度にゴチャゴチャ。 私が整理していると「汚くてね」と母はすまなそうに言うので離れていてくれた方が仕事はしやすい。 あまりにも多く整理しきれないので少し棚の上のほうに上げて使いやすいようにして また 様子を見てみる事にした。 一通り整理できたので、散歩に出た。
明日から冷え込むというので、温かな今日のうちに歩いた方が良いと思った。
外出の時、職員の方は引継ぎ中だったので声を掛けないで出た。 チラッとも見てなかったので仕方がないと思った。 でも母は「断っていかないと」と言った。「うん大丈夫」と其の儘出た。
近くの薬局まで歩いた。足は痛いようだったがそれほど酷くも無い様で助かった。やはり、痛みは お天気に左右されるようだ。
「広い店だね。こんな処は故郷にはないよ。やっぱり都会だね。」と母は言った。もう、何度となく来ていても母はいつも新鮮なんだな。
ちょっとした買い物をして直ぐ施設へと戻った。 戻ってみると「○○さん」と母を捜していた。黙って外出したので心配を掛けてしまったようだ。「ごめんなさい」と謝った。 やはり、母の感覚の方が正しいようだ。
今日も思い出せない言葉が有った。 白んでいる月の事。 散歩の折 母に尋ねたが母はトンチンカンな答えだった。 「別れるのが辛いという歌でしょ」 「??」「星影のワルツ」と勘違いかな?とも思ったが「白んだ月の話」をしたのだけどな。 未だに思い出せない。「あーくやしい」 母の勘違いと思ったが、星影…でない そういう歌があるのかな?判らなくなり始めた心もとない二人だった。
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