母のタイムスリップ日記
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| 2003年02月02日(日) |
在宅時の母のリハビリ |
母と共に過ごしていた時いろいろの手伝いをして貰った。
この手伝いは、大体の準備は此方でする。 散歩に出ると野の草花を摘む。其れをテーブルに飾り散歩の様子を振り返る。 花の水を替えるのは母の仕事。
木の実を集める。 エゴノキの下には実がいっぱい落ちており誰も拾う気配はない。 エゴの実(種)を散歩の度に集めて洗い干す。 端切れの布でお手玉作り。エゴの実は虫が湧かないのでお手玉には最適。 お手玉は小さいので縫い物は楽。 数珠の実があればなお良し。これは、お手玉にすると音が良い。 この時も散歩の様子を話題にしながら仕事が出来る
鍋つかみ作りは編み物で。 細編み等を使いただただ丸く編んでいくだけ。解いたりも有るが案外簡単。 綿の編みきりサイズの糸が最適だった。 その昔、編み物が好きだった人なら誰でも出来る代物だ。 これは、家だけでなく他の人にも随分差し上げ喜ばれた。 一時などは、母自身、売って身を立てる気になったものだ。(笑)
刺し子。これは、繕い物から発展した物。ボタン付けも。
そうそう繕い物が出る訳でもないので刺し子をして貰った。 これも、かなりの集中度で身を立てる話になった。 ふきんとして重宝したし、知り合いにも分けたしバザーにも出品。
台所仕事は、3度3度の食器洗い。 洗剤が判らないので、此方で準備。食器も洗い安いように同じ器は同じ所に集めた。お湯も此方で設定。 汚れている事もあるので、ふきん等は直ぐ真っ黒になった。 でも、本人は満足するし上手に出来る時もあった。
ふきん洗いもそう。これも、洗剤とお湯を準備して置く。 後は見守りのみ。
食事作りは、野菜の皮むき、カット。菜っ葉洗い。大根おろし。さや剥き。 卵溶き。ゴマすり。等様々手伝ってもらった。 食事の時にこれは、おばあちゃん作と皆に報告。食卓に花が咲く。
玄関や庭の掃き掃除。マンション時代はベランダ。 これも、とても丁寧だった。ゴミ袋を渡してもきちんと出来た。
プランターの草取り、庭の草取り、畑の草取り。
他にもずいきや味噌作り等々。
そうそう、肩もみもあった。 力はないけれど、気持ちよかった。夫の肩も良くもんでいた。
「ちょっと助けてくれる?」とお願いすると大体快く引き受けてくれた。 終ったら「有難う。とても助かった」とお礼も忘れず。 「ごめんね。大変な仕事頼んでしまって」といい訳もあると尚可。
注意は、いくらできるからと言って凄い量を頼むとなかなか大変。 あまり負担にならない量を。
家事ではこんなところかな? 初めは、とても面倒だった。一人でしたほうが早いし楽。 でも、一緒にやっていると話が徒切れず(痴呆なのでつながりのある話が出来ない)母も安定した。
今日、台所に立ちながらそんな風景をふと思い出した。
午後、施設に足を運ぶとホールで歌集を広げてみんなで歌い始める所だった。 歌集を手にした途端歌い出すので輪唱のようだった。 職員が一人で悪戦苦闘していたので脇からサポート。リズムを取ったり、口伴奏をしたり、手拍子を取ったり。 ようやく、みなそろって歌えた。 一人で、やるのはちょっときつそうだった。こういう側面を見ると考えてしまう。 F氏が両手を合せて手拍子を打った。そして、車椅子でなく、抑制もない状態だった。「手拍子 上手」と褒めるとほんとに良い笑顔で応えてくれた。 気分良かったのだな。良かった。 今日は母も皆と溶け込んでいたし外はとても風が冷たいので早々に施設を後にした。
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