母のタイムスリップ日記
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2003年02月27日(木) 「視点のずれ」パニックはどっち?


 今朝は予定通り利用者さんのお宅を訪問した。
母の事を頭をかすめたが引継ぎ前だろうし看護婦さんは出勤前だ。
仕事を終えて母の所に向かおうと思ったがきっといろいろ時間がかかる事は容易に想像できた。ご飯を食べてからがベストだろうと思った。
家に戻ると2時だった。
テーブルの上には、娘からのメモが残されていた。
娘は昨日 熱の為欠勤。今朝も午前中休み午後出の予定だった。
熱で欠勤していても会社からの電話、ファクシミリが有り休める状況には無かった。
良く見ると、留守電がチカチカして居り2度の留守電が入っているのが判った。娘からだった。
どうやら、施設に行っているようだ。
急ぎ電話すると、「昨日と変わらない」という事だった。
「食事していくよ」というと「むっ」とした様子だったが娘も昼食を摂ってないので家に戻るという事になった。
帰宅した娘から話を聞きながら食事した。その後施設に向かった。
娘も入ろうとしたので「仕事に行きなさい」と会社に向かわせた。

施設に入っても職員の姿はみえなかった。
母の居室に入ると母は半下ズボンのまま座り込み泣いていた。
人の気配を感じたようで「ごめんなさい。ないてばかりで」と謝った。
下を向いているので私が来たとは思ってないようだった。
暫く母の顔をみて、抱いてあげ頭を撫でるしかなかった。
母の目はとても哀しそうだった。
まずは着替えと思い、トイレに誘導した。
娘がさっき替えた筈のオムツは1回分の尿で濡れていた。
今の状況では一人でトイレに立つことはないだろう。もらしてしまった事を感じて泣いていたのだろうと思った。

トイレで着替えしていると職員さんが来て「いらしたのですね。看護士の方からお話があるそうです」と言った。程なくして看護士さんが見えた。
母はトイレで用を足している状況であり、わたしもトイレの母の様子を見ているのである。
こういう状況が在宅の場合、用が済むまでは母が優先だ。普通に考えてもそうだろう。
忙しいのは判る。でも、用が済んだらスイッチで呼べるのだ。其れからでも間に合う話だろう。私は今、ここに居るのだから。
「何が大切か。何をすべきか」の意識度は こういう時に見えてくる。
忙しいのなら尚必要だろう。
母の事があるので話は何度か中断した。

結局の所、看護士さんは、通院と緊急連絡先の確認をしたかったのだ。
そのために、家にも電話してきたのだ。

でも、昨日 仕事で出てしまうと言ってあるし、先日だって木曜は仕事と話したばかりなのだ。
私は、昨日だって来てくださいという依頼が無くとも「行きます」と言って対処しているし家での様子もきちんと伝えてある。
今までだって、連絡が入れば無視した事など一度たりともない。
そして、一日おきに面会に出かけている。
今日の母に緊急性等無いのだ。
食事してからだって充分間に合うではないか?何故、あおるのか?

腑に落ちない事が他にもある。
オムツ替えもそうだし、来た時の母は娘が去った時の儘だった。
今朝 食事しなかったと言うけれど、昨日介助で拒否なく食べていたし介助にどの程度時間をかけたのか?
少なくとも介助すれば普通食を普通分普通時間で食べられたのだ。
急激な変化は見ている限り感じられない。
昼食は娘の報告通りおかゆだった。それも理解に苦しむ。
家族の話をどう聞いてもらったのだろう?
まして、職員介助で食べていた時母は、入れ歯をしてなかった。
娘は、居室に入って顔を見て直ぐ判ったと言う。
でも、指摘しても…。と思い黙っていて職員が去った後で入れ歯を入れたそうだ。昨晩 娘も立ち会っていたので入れ歯を外している所が判っていてそこにあったそうだ。

施設からの注文は、私にも判る。
悪いけれど、そこまでなら在宅の素人でも考え付く。
でも、通院しても何も変わらないのもある意味事実なのである。
精神科の医師とも内科医ともその辺の所は何回か話しているので判る。
身体的に異常が無いかの確認のみである。其れと、処方箋だろう。
そう、安定剤だ。
確か、入所した時罹り付け医に電話しても良いですか?と聞かれた。
「大丈夫です」と伝えてあるはずだ。

緊急は大切な事だけれど、その前に、転倒させない為にどういった工夫をするのか?トイレ誘導の時間を緊急時どの程度増やせるのか等提示できないのだろうか?「お母様一人だけ見ているわけには行きませんので」と言うけれど・・。
「連れて帰った方が良いでしょうかね」と聞き返してみた。
「いえ、私達がお預かりしているのですから」という事だった。
私は「母の安全をどうやって考えてくれるか」が知りたいし施設は「緊急時の連絡先と通院が第一」

母を通院させ、診察して頂き安定剤を処方して頂き、以前看て頂いた精神科医への紹介状を書いて頂き施設に戻った。
これは、施設から安心してもらうの為である。

おそらく、この状況は暫く続くと私は思っている。
母は、今 痛みが無い。血圧も下がりもせず高くも無い。熱も無い。下痢も便秘も無い。言葉は少しだが此方の話は聞き取れるのだ。

「命に関わる時は夫の会社に。そうでない時は自宅の留守電に。」とお願いをしてきたが・・・。

施設の気持ちは判る。
でも、こっちの気持ちにも理解してもらえ無いのかな?
大事なのは家族でなく利用している本人なんです。






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