母のタイムスリップ日記
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2003年03月10日(月) 毒を持って毒を制す


 母の痴呆が始ってから幾度母に言っただろう。
「呆けてしまった大変だよ」「呆けてしまったら寝たきりになるよ」

この所、その言葉を何回か使っている。
このときの母は「ぱっ」とする。やはり呆けてしまっては困るという意識は
今もってあるという事なのだ。

今日は、予定通りキャッチごっこ。少しは反応したが長くは続かなかった。
でも、やはり自発的に発する言葉は普通だった。回数としては少ないのだが
でも、この機会を作り出すことが大切みたいだ。

今日のおやつはバイキングだった。母を連れて行き選んでもらった。
こういう機会は、母にとって目を開けるチャンスでありいいなぁと思った。

母が変化した事は同じフロアの人も気にかけてくださっている。
今日は「みんな心配しているよ。ほら見てごらん」というと目を開けた。
だから、その一人一人と握手して貰った。皆、嫌がらずに握手してくれた。
これが、私にはとても嬉しかった。

ただ、あまりに「目を開けて」という事は母にとってよくないだろう。
職員の方、同じフロアの方 どれくらいの頻度で声賭けをしてくださっているのだろう?其れに依って私の声の掛け方も違ってくるのだが今は何の報告もないので判らない。状況に応じた対応が出来ているのだろうか?


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