母のタイムスリップ日記
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2003年03月13日(木) 母さん、頑張ったね。嬉しいよ。


今、母は家に居る。
母の寝室で、よく眠っている。数分ごとに見に行くが身動きもせず眠っているようだ。

今日、母の所に行くと「目をあいて」と言わなくとも立ち上がるときに目を開けた。これは、急変以来初めての事。言葉も時折出た。
「家に行く?」と聞くと頷いた。
意識がいつもより長続きして呼びかけにも直ぐ反応してくれる。
そういう訳で、帰路はバスを使った。
所が、ステップを上がるのになかなか足が上がらなくて時間がかかり他の乗客に迷惑をかけてしまった。後ろからノンステップバスが来ているようだったので、そちらに乗るべきだったと反省。

途中、デパートで防水シーツを買った。
先日の失敗は繰り返さないつもりだが、でも、万が一に備えて準備した。
これも、いろいろある事に気が付いた。布感覚の物のほうがきっと蒸れないだろうと思った。大きさも2種類あった。布団全部にかかる様になる物と腰の辺りだけのものと。今回は、腰の所のみの物にした。
折角、デパートに入ったのだからと婦人服売り場にも寄って見た。
母は、ずっと目を開き商品に見入り「綺麗だね」と言った。
母の言葉は、少しずつ増えてきている。
でも、時になかなか通じなくなる時もある。一日の中で波があるのかとも思うがそれでも、今日は、少しはなれた所からの声を掛けただけで目を直ぐ開く事が就寝まで続いた。

夕食時に奇跡が。
今まで、隣に座り箸でご飯を挟み口の所まで持って行くとようやく食べると言う状態だった。今日もそのつもりでいたが、向き合って「食事だから目を開けて」と言い私がご飯を口にする所を見せると母も自然に同じ動作をした。どうなるかと見ていると無事自分の口にご飯を運び食べた。(万歳!)
声を掛け目を開けさせ食べる。(時におかずを運んであげ)その繰り返し。
ご飯をほぼ自力で食べ終えた後、残りのおかずを小皿に移して上げたら其れも自力で食べた。
あれから2週間たつが、今日が一番よい日だ。
あまりに嬉しくて「嬉しい。よく頑張ったね。偉いね」と繰り返し繰り返し母に言った。無表情の顔をしている事の多い母に言葉に反応する笑顔が見られた。これは、急変する前の母に一歩近付いたかな?
あまり期待すると、落ち込みも厳しいので程ほどに喜んでおこう。

そうそう、母が起きている時間に夫が帰宅。
先日よりよくなっていると感じたようで面白い顔を沢山して見せていた。
すると、母は顔を崩して笑った。これも、以前の母に近い反応であった。
夫がからかって「婆さん 呑むかい?」と聞いた。母は笑いながら手を横に振り断っていた。

明日は通院日。また、CTを撮る。






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