母のタイムスリップ日記
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| 2003年03月19日(水) |
捨てる神有れば拾う神有り |
母の状態は少しづつ良くはなっているが…。 今日は、目は空いていたものの気持ちは落ち込み気味だった。 「何処か痛いの?」と聞くとお腹と歯が痛むようだった。 歯は、口をすすぐしか方策が無い。お腹は、トイレかな? トイレに誘ったけどまだでないので気分転換と散歩にでた。 歌ったり、さくらの蕾を見たりと楽しんでいるうち空き地で小さな筑紫を見つけた。 母に「これは?」と聞いたが直ぐに固有名詞が出てこない。 「筑紫だね」と言うと「うん」と言った。 暫く経ってからもう一度聞くと今度は「つくしんぼ」と返ってきた。 そして、その後「一つ一つの事がわからなくなって」と涙をためていった。
やはり、何処かでおかしい思い出せないという事を認識していると感じた。 だから、辛いのだな。
母の急変時、Fさんが「目を開けて」と声を掛けてくれていたが、思うように行かないので今では「この人目を開けないの」と投げやりである。 これは、仕方が無い。この事に対しての責任はFさんには無い。 ところが、今日は、I氏が母に声を掛けた。 母も落ち込みから立ち直っていたのでニコニコしていた。 其れを見たI氏は「治ったんだね」と声を掛けてくれた。 「ん、大分よくなったけど、まだ、思い出せないこと多くて哀しくなるんだって」と言うとI氏は目を潤ませて「よく頑張ってここまで来たよ。よくなるまでもう一息だよ」と言ってくれた。 入居者はみんな痴呆だ。さっきの話が通じなかったり、話しかけられても直ぐに反応できなかったりといろいろあるのだけれど、でも、こうやって励ましてくれるのだ。ほんとに嬉しい。 捨てる神有れば拾う神有りと言った所だ。これは、職員の方も聞いていて直ぐに「Iさん凄い。偉いね」と直ぐにフォロウしてくださった。 こういう瞬間に声を掛けてくださる事がGHに増えてきている。
もう一つ。 散歩より戻った時、腹痛があった。 「トイレ行く?」と聞くと「うん」ちゃんと用が足せた。その後時間を置いて尿のお知らせ。トイレでまた用を足せた。やったぁー。 排泄の不安も感情にかなり影響するみたい。その後の母は落ち着いた。
今日は、百人一首を準備予定だった。でも、夫が貫徹の仕事となって午前中はいろいろ 家事に追われて出来なかった。 だから、リハの道具は色板にした。娘の小さい頃遊んだ物だ。 原色でひし形、四角、三角の形のものがある。 これを、形別に集めたり、色別に集めれば認識も高まるかなと思った。 母は、其れを見て「綺麗」と言った。そして四角三角ひし形と言葉を使い分けた。分類はあと一息。少しは分けられたが、…。これを少し続けて見よう。
娘のおもちゃがこんな所で活躍できるとは。
今日は、他にも介護仲間の86歳の方と偶然お会いして暫く話し込んだ。 これは、次の機会に…。
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