母のタイムスリップ日記
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2003年08月21日(木) でんわ


 弟から電話が来た。
家の名義の書き換えのための書類を送ると言う。

弟の家は父の名義である。
弟二人には、ずっと前に きちんと自分たちの名義に書き換えるように薦めていた。
下の弟は 書き換えていた。何時やったかは知らない。
でも、父の生きている間にしたのだろう。
私に特に書類の提出を求めてこなかったから。

書き換えを薦めている時だって弟たちと良い関係とは言えなかった。
でも、もう、住み出してずいぶんの年月が経ちそうするのが妥当と思っていた。今でも、その気持ちに変わりはない。

これで ひとつ、けじめが着きそうである。

「お袋どうだい?」とも聞いてきた。
「変わりないよ。この間家に泊まって行ったよ」と伝えた。
「世話になるね。何か送るよ」

こんなやり取りだった。
何も要らないのだ。ただ、気持ちがあるなら母に会いに来て…。と喉まで出かかったが言葉にしなかった。
余計な事は言わない。
「母と弟」の問題である。
家だって母の相続分もあるのだ。それを放棄するのだよ。
そこだけは、しっかり 覚えていてほしい。
でも、そこまで考えてはいないだろう。
その証拠に「母の印鑑証明がいる」とは言わなかった。
ま、こちらで準備するけれど…。

こういう所で「母」が軽視されていると感じてしまう嫌な私である。




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