母のタイムスリップ日記
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2003年08月30日(土) 自戒を込めて


 母を送って行くと昨夜下痢をしたと職員さんに言われた。
うーん。夜勤の方に迷惑をかけてしまったか?「あー最悪」と思われてしまったかな?
でもなぁ〜。焼肉=下痢とはなら無いだろう。
食べる前の時点では、コロッとした固いものだったし、腹痛も無かった。
だったら、やはり いつも通りと言う判断しか出来ない。

逆に家に連れてきて「下痢」だってあるんだよね。
でも、こちらは、あまり気にしない。「便が緩かったです。様子見てください」としか言わない。

この立場の違いって何だろう?
それに、今朝 母を連れて出る時は 特に何も言わなかった。
(伝え忘れらしいけれど…)
家で 母をトイレ誘導して 昨日と同じように「コロン」としか排便が無かったから「ヨーグルト」の出番かなと思った程なのだ。
たまたま、お腹がいっぱいになったような様子に「歩けば多少の刺激で排便するかな?」と食べさせなかったのである。

今日は普通の食事を家で食べていて特に変化ありませんでした。
と職員に伝えた。

職員のお話を聞いて ふと思い出した事がある。
「娘孝行な親だね」とお嫁さんから言われた事。
父の介護をしていた頃の事である。
耳慣れない言葉に「?」と思った。
「どうして?」と聞くと「お姉さんの介護の日は、何も問題が起こらない」というのだった。

あの時、とても嫌な気持ちになった。
命が果ててもおかしくない時期に病人が「娘だから…」と意識するだろうか?
介護に当たる時間は、私の方が数倍多いのに…なんでこんな事言うのだろうと思ったものである。

職員さんから母の事を言われて、あの時と似たような思いがほんの少しだけれど湧いて来た。
一人の人を複数で介護するとこういう思いが生じ易い。

母の下痢が有ったと知った事で 今朝の母の様子、また 夕方の母の言葉に合点がいった。
施設の玄関をくぐった時「トイレに行きたいです」と困惑した顔で言う母に
ぱったり出会った。
夕方「あなたが居ないと困るの」「直ぐに帰ってしまわないでね」「必ず居てね」と繰り返し言われた。
きっと、よほど辛かったのだろう。
母が下痢をしたとて、直ぐに対応してもらえる訳ではないだろう。
呼び出しベルが有ってもそれを使いこなせる母ではない。
仕方のない事だけれど…。母一人だけを見ている訳ではないのだろうから…

良い事もあった。
家でリハを受け、昼食を済ませ、母に10センチ角の色紙を渡した。
この所、写生等出来なくなっているけれどちょっと試しにと思ったのだ。
前にパンダのぬいぐるみを置いて。
所が 母は予期せぬ行動に出た。
パンダには目もくれず 空想の絵を描き始めたのだった。
空想とは言っても小学の低学年の子が描くような女の子を描いたのだった。
「一人じゃ寂しいよね」と言って3人も描いた。
それぞれ違う形をしている。
全く意表を衝かれてしまった。
「何か出来ないかな」と思っていたけれど、何処かで「もう出来ないだろう」とも考えていた。

母の今日の一日を考えると、とても要介護4とは思えない。

でも、紫蘇ジュースを飲みながら…。
「甘い水が、頭に会わないなあと思っていたけれど、大丈夫なの。飲んでしまえるの」と理解に苦しんでしまうような話もするのである。
「むむむむ」






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