短いのはお好き?
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「ユカという女のこを知りませんか?」 「ユカという女のこを捜しています」 「シャギーの似合うかわいいこです」
おれは、そう叫びながらユカの首を両手で押さえ、ゆっくりしめていく。
ユカは、息苦しさに目覚めると眼を見開き、手足をばたつかせる。
それでも、おれは手を離さない。
今夜はいけるところまで、いってやれという気分なんだ。
で、ぎりぎりのところで、ふっと手の力をゆるめてやる。
それの繰り返し。
ユカの喉がヒューヒューと鳴りだす、それが堪らない。
もう呼吸ができなくなって、必死の形相で暴れるまくるユカ。
でも、おれはしめる手をゆるめない。
けど、今夜はなぜか急につまらなくなった。
ユカは、すごい勢いで咳き込みはじめる。
ゼーゼーいっているユカに馬乗りになると、次に思い切り平手で叩きはじめる。
泣き叫ぶユカ。
かまわず叩きつづける。今度はグーで。
狭いワンルームの部屋に肉を打つ鈍い音が響く。
ユカの唇は切れ、頬は青黒く変色する。
「ユカという女のこを知りませんか?」 「ユカという女のこを捜しています」 「シャギーの似合うかわいいこです」
と、そこで目が醒めた。
横をみると、ユカが安らかな寝息をたてて眠っている。
ピンクのその頬に、そっとkissした。
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