短いのはお好き? 
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2002年04月27日(土) その頬に

   

「ユカという女のこを知りませんか?」
「ユカという女のこを捜しています」
「シャギーの似合うかわいいこです」

 
おれは、そう叫びながらユカの首を両手で押さえ、ゆっくりしめていく。

 ユカは、息苦しさに目覚めると眼を見開き、手足をばたつかせる。

 それでも、おれは手を離さない。

 今夜はいけるところまで、いってやれという気分なんだ。

 で、ぎりぎりのところで、ふっと手の力をゆるめてやる。

 それの繰り返し。


 ユカの喉がヒューヒューと鳴りだす、それが堪らない。

 もう呼吸ができなくなって、必死の形相で暴れるまくるユカ。

 でも、おれはしめる手をゆるめない。

 けど、今夜はなぜか急につまらなくなった。

 ユカは、すごい勢いで咳き込みはじめる。

 ゼーゼーいっているユカに馬乗りになると、次に思い切り平手で叩きはじめる。

 泣き叫ぶユカ。

 かまわず叩きつづける。今度はグーで。

 狭いワンルームの部屋に肉を打つ鈍い音が響く。

 ユカの唇は切れ、頬は青黒く変色する。



「ユカという女のこを知りませんか?」
「ユカという女のこを捜しています」
「シャギーの似合うかわいいこです」



 と、そこで目が醒めた。

 横をみると、ユカが安らかな寝息をたてて眠っている。

 ピンクのその頬に、そっとkissした。




「ユカという女のこを知りませんか?」
「ユカという女のこを捜しています」
「シャギーの似合うかわいいこでした」





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