短いのはお好き?
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全存在を包含する宇宙の最外周の縁こそが、不動の真の場所である……とは、アリストテレスの言葉ですが、実は図書館でなにか面白い本はないかとブラブラしていたとき、たまたま『場所論』の書かれた本を見つけたのでした。 そして、それは思った通り興味深いものでした。 主体主義の哲学がこれまで無視、あるいは等閑視してきた場所の概念は、ボクの考え方なり在り方に、とてもよく当てはまると思ったのです。
ボクはなによりもでしゃばること、目立つことを嫌っていますし、実際にボクが表立って行動したらきっとうまくいかないでしょう。
それは、あたかも[主体を支えている基体]の構造とよく似ています。 簡単にいうと、ボクは舞台空間という場所です。
ドラマを成功させるためには、主役を気持ちよく演技させ、見栄えのあるものにしなければなりません。
ボクは、そのための裏方なのです。
けっして表には出ませんが、根底にあって一貫して変わらずすべてを包みこみ、支える役目なのです。
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