短いのはお好き?
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2003年10月18日(土) |
映画ニッキ ☆非・バランス |
やっと観ますた。あの風間詩織がホンを書いているということで興味津々でありました。
実は、個人的にこの監督さんを存知あげていて、重箱の隅をつつくような批評をして差し上げようと思いつつ観たわけなのですが、いやいやまったく破綻のない手堅い演出で文句のつけようもありません。
とにかくお話はいいですね。こんなにも切ない物語とはおもってもみませんでした。
近頃TVで流行った『Water Boys』にしても『Stand Up!!』にしても所謂オカマな人たちが重要な役目をになっているわけですけれども、このお話にしても菊ちゃんがなんといっても素晴らしく、見方によっては、千秋ではなく菊ちゃんが主人公(いや、ヒロイン?)かと思わせるほどの名演でありました。
というわけで、これをTVで連ドラとしてやっても相当な視聴率を獲得するはずであり、映画を感じさせ得るショットなど殆どないのですから、映画でやる必然性がわからないのでありました。
以前、知人の女性になぜまた同じ物語でもTVと映画と二通りあるのか、と訊かれたことがあって答えに窮してしまったことを思い出します。
欲をいえば、その答えが明確にわかるような、これは「映画だ!」という作品を観てみたかったものです。
映画以外の何ものでもないという作品。それは、匂いなのかもしれませんね。色気ともいえるでしょうか。
風間詩織ならどう撮ったんでしょうかね。こんなにいい題材は、あまりないと思いますけれど…。
ところで、あの橋はよかったですね。とてもいい感じの橋でよく見つけてきたなって感じですよ。
夜のアーケード街なんかよく撮れていたと思いますが、肝心な海。これがNGでしたね。
結局、沖縄に飛ぶとかすればいい海をとれたのでしょうが、お金がね。
しかし、曇り空で鉛色の海ってのもね。とても勿体ないと思いマスタ。
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