短いのはお好き?
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2003年10月27日(月) |
Naked Love |
自由が丘の元Jフォンショップに解約に行こうと思い 踏み切りを渡っていると
不意に ほんとうに不意に
空から降ってきたように ヒカルを思いっきり 抱きしめたくなっちゃった… ので
往き交う人には邪魔で迷惑だろうけれども 遠慮なく 感情の赴くまま
ギューッと抱きしめて ヒカルにKissした
ヒカルはぽぅとピンクに頬を染め 俯いたまま
バカ といった
なんだよ 恥ずかしがんなよ といったら
あのね どうでもいいけれども あたしはヒカルじゃないんだけど…
ヤベー そうだったっけ とトートバッグを肩にかけなおして
照れたような振りして 時間かせぎして 誰だったけか? と考えてた
ヤベー まじヤベー
ヒカルじゃなきゃ誰なんだ? ま、まさか…
そうよ、そのまさかよ なんかそんなふうな声が聞こえてきたような 気がして
まじに怖くなったので 解約どころじゃなくなった
それでも惰性で
自由が丘の元Jフォンショップに解約に行こうと思い 踏み切りを渡っていると
不意に ほんとうに不意に
空から降ってきたように ヒカルを思いっきり 殴りたくなっちゃった… ので
往き交う人には邪魔で迷惑だろうけれども 遠慮なく 感情の赴くまま
ボコボコにした
顔面も効いたんだろうけれど 腎臓への一発でヒカルはくずおれた
もしかしたら 死んじゃったかもしれない けど
その苦痛に歪んだ表情がたまんなくて ヒカルにKissした
するとヒカルは ぽぅとピンクに頬を染め
俯いたまま バカ といった
なんだよ 恥ずかしがんなよ といったら
あのね どうでもいいけどさ あたしはもう死んでるんだけど…
ヤベー そうだったっけ
でも
細かいこというなよ どうせおまえはただの 死体じゃん
トートバッグを肩にかけなおして 踏み切りを渡りきる
ヒカルをずるずるひきずって
元Jフォンショップに入ってゆく
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