2002年09月11日(水)

■ 落としどころは人生

この町での生活もそろそろ3ヶ月。
どこにあるのかずっとわからず、それとなく探していた図書館が、
「ゆめっくる」なんぞという名の施設のなかにあるのを発見。

その施設、別名を生涯教育センターとかなんとか。
図書館は図書館という名で、
それ単独で在るものだとばかり思っていたよ、ワタシは。

っていうか、隠蔽しようとしてないか? 図書館を。
知ってる者だけの秘密にしたいとか?
アピールしろよ、その存在を、もっとな。

毎日その前を通る、徒歩3分の距離にあったと知って、
ぼかぁ、ちょっと馬鹿を見た気分であるぞ。

でまた、帰省時に書評で見かけて読みたくなって、
飛行機の時間を遅らせてまで探し回っていた本が、
そんな人を馬鹿にしたような図書館で
あっさり見つかってしまうという事実。
しかも、ページを繰られた形跡すらない状態で。

まるで人生の縮図みたいでないかい。
何事かを示唆しているような。
格言とかことわざとかがいろいろ浮かんできそうじゃないか。

徒労とか。
いや、それって格言でもことわざでもないし。

えっと、猫に小判とか取らぬ狸とか。
ちょっとちがうか。

まぁ、あれだ。
どう落としたらいいのかわからない文章は、
人生で締めればいいという話だ。

そんな話をした覚えは全然ないが、
どう落ちをつければよいのかわからなくなっているのは本当だ。
だから、ぼくは言ってしまおう。

それもまた人生のひとコマなのだと。


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