2002年10月10日(木)
ツルちゃん。 と、ぼくは彼女のことをそう呼んでいる。 義理の母。
妻にとってぼくは2度めの夫で、 ツルちゃんにとってぼくは2度めの婿だったりするのだが、 たまに電話をしてくる彼女は「あー、フユヒコさん」と、 平気で以前の婿の名前を告げたりする。あのなー。
いや、前夫はフユヒコという名ではないけれど。 仮名じゃん。仮名。 なんとなく、いかにもだし。フユヒコ。はは。
そんなツルちゃんは現在入院中で、 この週末、関西まで妻はそれを見舞いに行く。 入れ替わりに、ぼくは北海道から茅ヶ崎へと帰省する。 猫の世話をするために。 13歳のこやつをペットホテルや病院に預けるのが忍びなくて。
独身時代に生活を共にした先代はわずか6歳だったが、 ホテルに預けている間にすっかり体調を崩し、 ぼくが旅行から戻った後、1週間と持たなかった。 あのときのような思いを、ぼくは2度としたくないのだ。
というわけで、明日帰る。 妻とは一晩だけ一緒で、 月曜日、妻が戻る頃にはぼくはもう本州にはいない。 切ないのぉ。
茅ヶ崎市民よ、ダイクマで会おう、 とはもう言えないのも寂しいのぉ。
そいで、ぼくの大好きなツルちゃんや。 達者でのぉ。
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