「檀君だけだよね」 「何が」 「…名前で呼ぶの」 「ああ」 「……俺の事はなんで名前で呼んでくれないの?」 「…お前それ、女みてぇでキショいぞ。」 「ひっど…!なんだよ!もーケチ!」 「何がだ!」 僕達は、恋愛をしています。 それは否定の出来ない事実であって、 たとえ彼が『恋人同士』という関係を認めなくても、 僕達は恋愛をしていて、恋人同士なのです。 「…ねー、キスしてよ」 「嫌だ」 「じゃあ実力行使です」 「ちょ…ッ!」 恋愛は楽しい。 この恋愛は今までの遊びとは違ってとても楽しい。 それでいて恋愛は痛い。 この恋愛は今までの遊びとは違ってとても切ない。 片思いのうちは楽しいけれど寂しい、そんな感じ。 「……………ったく…」 わかってるよ、わかってる。 彼が俺の事を好きなのも全部知ってる。 そしてそれがどうしようもなく嬉しいのも知ってる。 でも彼が俺に無意識にどこかで距離を置こうとしてるのも知ってる。 それでも俺は彼が好き。 「明日デートしようよ」 「嫌だ」 「そればっかりだね」 「お前がそういう事しか言わねぇからだろ」 「……反応を返してくれるだけ嬉しいけどね」 「いってろ」 「………………今日泊まるね。」 「帰れ」 「……泊まるよ。優希ちゃんにも連絡するし」 「ふざけんな、今すぐこの手を離して帰れ」 「やだよ。いいじゃない、恋人なんだから」 「そう思ってンのはお前だけだ」 そういう風にいわれる度、チクリと胸が痛む。 でも彼はそういう風にしか言えない事をちゃんと知ってるから 何も言えない。むしろ何だか嬉しくもある。 でも拒絶されないだけ全然良い。 たとえただ単に相手をするのが面倒なだけでも、 責め立てないって事はここに居ても良いんだよね? 「まぁまぁ、照れるなって☆」 鈍い音が響いて視界が急激に変わった。 私は千石が、馬鹿なのも頭おかしいサゾなのも好き。 どっちもだともっと好き。 亜久津は、呆れてるのも千石に恐怖感を抱いててもどこかで依存してるのも好き。 どっちもだともっと好き。 ぶっちゃけた話、二人一緒にいれば良いのですが。 というかここに書いてる話さ、大概まとまってないやつなんだよね。 更新出来んの…?(思いつきノートと名を改めようか。) このあいだのバマは出来そうだけど。 追記。えと、最後の台詞が今さらなのですが某氏の小説の千石の台詞とかなりかぶってましてびっくりどっきりしたのでちょっと変えた。 いや、これ以上変えられなかった…だ・だって☆が入れようとするとあれにしか!(理由になってねぇ) あー…マジでびびった…てっきり少女漫画で読んだ台詞かとおもってたが違かったんだ…アワワ
|