ルサンですよ。 + 「しまった、寝過ごした」 もう日が登り始めた頃、サンジは目を覚ました。 そして予定よりも遅く目覚めた事に気づき、あわてて、しかし極力音をたてないように、ハンモックをおりた。 腕まくりをしながらキッチンへと半ば急ぎ足で向かう。 (あと一時間もすりゃあ皆起きちまうな…クソ…よりによって今日寝坊するなんて……間に合わねぇ…) コツコツという音が嫌に響くのを気にしつつ、サンジはキッチンに入り、椅子に掛けておいたエプロンを取り、羽織った。 そして止まる事なく料理機具と材料を取り出した。 「……ん‥…」 一方ルフィは目を覚ましてすぐに、サンジがいるはずのハンモックを見て、起き上がり、そそくさと部屋を出た。 「サンジ?」 「ひゃあッ!」 キッチンの扉をあけると、そこには何やら作っているサンジがいた。 ルフィの声に相当驚いたらしく、もう少しで抱えていたボウルを落とす所だった。 「…………何つくってんの?」 「へ?!…あー…なんだ…えっと…その…(ヤベ…見つかったら意味ねーじゃん…)」 「サンジ?」 「………ケーキ」 しばらく考えた後、サンジはばつが悪そうに視線を床に落とし、答える。 「ケーキ?うっわマジで?サンジ、食わせろ!」 「わ・馬鹿まてまだ途中だ!」 「駄目なのか?」 「駄目だ…てかお前の為に作ってンだから言われなくても食わせてやるから。」 ++ 久々のルサン。どうにももとから短かったりするので、今日もまた微妙な所で切る。 これはすぐあげられそう。 ていうかあげられないと船長の誕生日祝えないし! てか途中で「亜久津!」って無意識に打っててマジでビビった。 やばい、相当好きらしい。(以前バクマリかいてててサンジ、と打った事もある)
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