2002年10月14日(月) |
○阪神10-5中日 阪神甲子園球場 |
ついに今季が終わった。 66勝70敗4分の4位が最終成績だ。 にも関わらず、最終戦の甲子園は36000人。 ライト指定はもちろん、レフト自由や一塁アルプス、そしてイエローはほぼ満員状態だった。 いつもに増して、ライトは総立ちの雰囲気。 それもそのはず、2回に一気7点奪取。 関東最終戦の8回7点を彷彿させた。 今年のような成績で、この時期に、こんなムードを経験した事はない。 来季への期待が、とてつもなく大きい事を表している。 その事を最も実感しているのが、星野監督なのだろう。 最後のスピーチは、とても力の入ったものだった。 それは「来季の優勝宣言」だと、私は取った。 その為に、組織を改革するという事なんだろうな。 二軍コーチを一気に解雇したりしたのは、その一例に過ぎない。 フロントも星野監督に全権を預けているように見えるし。 我々としては、彼を信じるしかない。 ちょっと肩に力が入り過ぎている感もあるが、それぐらいの姿勢で臨まないと、ぬるま湯の阪神体質は変貌を遂げ得ないと思っているのだろう。 それにしても、星野監督の言葉は面白いね。 「W杯期間中のおかしな日程で、阪神らしい野球が出来なくて悔しい。」とあんな場で言ってしまうのだから。 でもあれは、半分冗談でありながら、本音の部分も含まれているように感じた。 そう考えていくと、やはり優勝を意識していたのだと感じる部分がある。 それと中日ファンに対する配慮も忘れなかったのも、星野監督の人間性かな。 伊藤・星野・葛西・遠山の引退セレモニーの間も、中日ファンがレフトに残っていたのは、星野監督の言葉が聞きたかったからじゃないだろうか。 そこには、長年培った信頼関係が存在する。 星野監督と中日ファンとの間にあるもの。。 素敵なものを垣間見た気がした。
今日は本当にいいものを見た気がする。 遠山の涙は、感動を呼んだしね。 最後の打者の渡辺がフルスイングでお約束の三振を自演した瞬間、遠山は中日ベンチに頭を下げたような気がした。 嗚呼、甲子園球場は本当に素晴らしい所だ。 こういうストーリーも、その感動を数倍にして魅せてくれる。
個人的には、母校出身の唯一の現役プロ野球選手である宮越が登板したのも嬉しかった。 投げたのは2イニング。 複雑な気持ちで阪神を応援した。 阪神戦以外での好投を願うのみだ。
これでこの日記も140試合全てについて書いた。 三日坊主的要素満載の私が、、、信じられない事である(笑) 内容を阪神以外に切り替える事なく書き続けた事を誇りに思っておこう。 色々振り返ってみると、星野監督や選手の事を酷評したりした時もあったし、明らかに素人丸出しの恥ずかしい内容を載せている事もあった。 文章も稚拙で、他人に見せるようなものではない部分もある。 でもそれでいいんだ。 所詮は自己満足の世界だしね。 これを書く事によって、阪神に対する思いのバランスをとっている部分もあるし。 やっぱ私は大阪が好きで、阪神タイガースが大好きなんだ。 そしてその事に対する誇りみたいなものを感じているんだと思う。 他球団のファンの方から見れば、「その誇りは何?」と感じるだろうけど。。 関西の阪神ファンというのは、そういうものなんだ(笑)
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