2002年10月23日(水) |
6月・・おかしな日程(笑)の戦い振り |
星野監督は今季最終戦後の挨拶で、「6月W杯のおかしな日程で阪神らしい野球が出来なかった。」と言った。 確かにこの月は4勝13敗と大きく負け越している。 「飛び飛びの日程を利用して、各チームがエース級を登板させてきた」と説いた解説者もいたので、調べてみた。 この間に先発した相手投手の最終勝利数を足し上げて試合数で割ってみると、9.9であった。 つまり平均10勝の投手が毎試合登板した事になる。 確かにエース級の投手が投げてきたという事が解る。 一方の阪神は、平均8.5勝の投手が先発した。 これだけを見れば、対戦相手の投手より力の劣る人が投げた事になるが、これは年間5勝の谷中が3試合、同1勝の横田が2試合先発したからである。 この間先発した投手は以下の通り。 井川4、ムーア4、藪3、谷中3、横田2、安藤1。 3本柱が17試合中、11試合先発しているので、阪神もエースで応戦したと言えるだろう。 要は、エース級対決で負けたのだ。 相手がいい投手の場合、そうそう打てるものではない。 これは讀賣金満打線でも同じだろう。 そういう時に何が要求されるかと言えば、やはりミスを少なくする事だ。 今更言うまでもなく、今季の阪神はバントや守備でのミスが多かった。 特にこの踏ん張りどころの6月に目立って出たようにも思う。 FA等で大型補強を目論んでいるが、こういう細かな野球が出来なければ、来季もペナントは獲れないだろう。 星野監督は基本から鍛え直すといった発言をしているので、この辺りも相当チェックするはずだ。
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