2002年10月29日(火) |
☆回想録その6−度重なる遊撃手の拙守ー |
6/7@大阪ドーム RHE 広島310050000|9141 阪神040001000|5110
ムーアが序盤で4失点したものの、2回に矢野が満塁一掃のニ塁打を放つ等して、あっさり同点に追い付いた。 阪神としては押せ押せのムードだが、勝ち越せないという状況で迎えた勝負どころの中盤に、またもや遊撃手の拙守が出てしまう。 5回、無死満塁から前田の放った打球は、遊撃やや後方のイージーフライ。 これを斉藤がグラブにも当てられずに逸らしてしまい、勝ち越し点を与えると、その後連打で一気に5点を奪われ、万事休した。 無死満塁って、一死を取れば、以外と点は入らないケースが多い。 逆に打たれると、一気に大量点という状況になってしまう。 何であの球が捕れないのだろう?? ライトでも目に入ったのだろうか?? 現場に居た私には、理解出来ないプレーであった。 ここまでの広島戦は、7勝1敗。 前日も井川が楽々完封勝利で、広島はカモ的存在になりつつあった。 このワンプレーで、その後の対広島戦の流れが、ガラっと一変する事になる。 5/11東京ドームで藤本が失策して敗戦し、対讀賣戦の優劣が逆転した事とダブる。 シーズンを通して見た時に、こういった形で失った流れを取り戻す戦力が無かったという事になるのだろうが、、、私は優勝を逃がした1番の要因は、遊撃手の力不足だと思っている。 その事を露呈した試合が、5/11讀賣戦とこの日の広島戦である。 野球に「たら・れば」はないと言われるが、この2試合を取っていれば、阪神は2位以上、上手くいけば優勝もあったと思う。 それを成し得なかったのが今の実力だろう。 だとすれば、遊撃手の底上げが急務だ。 もしFAやドラフト、或いはトレード等で補強出来ないのなら、関本・秀太・藤本・斉藤・沖原のいずれかが、明らかにレギュラーと誰もが認める力を身につける事が必要である。 個人的には、関本の勝負強さを買いたいが・・。
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