檜山の事が気懸かりだ。 「FA宣言せずに残留」から一転「FA→移籍」にまで発展しかねない状況になってきた。 こういった事が起きるのは、FA制度があるからだ。 檜山の場合、球団提示額が3年4〜4.5億と言われている。 はっきり言って、この数字は妥当だと思う。 3割前後を打ったのが、今年で2年目に過ぎないのだから。 しかしこの提示額を妥当だと思わせないところの事情が球団内に存在する。 片岡と金本の件だ。 特に片岡の移籍条件は、同級生の檜山にとって意識せざるを得なくなるもの。 5年12億という破格の条件を与えた事が、そもそもの間違いだったんだ。 FA選手を積極的に獲得しようとすると、こういう問題が起きる。 こんな事を続けていくと、球団経営自体が成り立たなくなってくるに違いない。 FAの余波は、選手を迷わせ、ファンの気持ちも置き去りにする危険性を孕んでいる。。
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