2003年05月17日(土) |
○阪神1−0讀賣 阪神甲子園球場 |
ムーアが打って投げて、ワンマンショー。 江夏豊の伝説の大偉業を髣髴とさせた。(リアルで観た年齢ではないのだが・・) 1−0の試合は、非常に見応えがあっておもしろい。 手負いの讀賣相手にロースコアのゲームというのは、不満を持つ人もいるかもしれないが、野球とはこんなもんだ。 阪神と讀賣は、今、力関係が逆転している状態。 偵察メンバーを二人も使ってきたところにも、その状況が見て取れる。 藪の線を捨て切らなかったのだろうが、ベストメンバーを組めない状態ではあるにしても、讀賣が精神的に負けていると言えるだろう。 それと対阪神の意識が強くなってきている事を証明している。 こうなれば、阪神としては地に足をつけて戦えばいいだけなので、優位に立ってゲームを進められる。 競った展開なら、相手の方が隙を見せる可能性が高い。
今日のスタンドは、昨日勝った事もあってか、讀賣ファンが少し増殖していた。 レフト自由は、昨日は1ブロックだったのが、2ブロックに膨れ上がっていた。 ちなみにここの開門は、11時だったとか。。 試合開始前7時間だ。 過熱し過ぎ。7時間もどうやって時間をつぶすんだ?? 今日の讀賣支持派の推定人数・・・多く見積もって約10,000人 (レフト自由:4000×0.4+レフト指定:6000×0.4+3塁アルプス:6000×0.4+オレンジ・グリーン13000×0.33=約10000人)
試合前に「タイガースJr」なるものが表れた。 報道されてから僅か数日の事である。 ラップ調にアレンジされた「六甲颪」の音ネタも用意されていたし、このプロジェクトは、早い段階から準備されていたものと思われる。 今井翼が出てきて、過剰に反応するファンもいたが、私には浮いた演出としか映らなかった。 この光景を見て、ようやくひとつの結論に至った。 Aさんトラッキーが帰ってくる可能性は、限りなく0に近いという事だ。 5/14に書いた推論は、間違っていた。 もっと早い時期から、こういったプロジェクトの話があって、それに伴いトラッキーの演出も変えようとした動きが球団であったのだろう。それでAさんと話し合いの場を持ったが、彼が演出の見直しに難色を示したのではないか。そういう流れの中で、解任という結果を生んだのだと。 ただこれも憶測なので、Aさん復帰に関する運動は停止させるつもりはない。 キレのよいバック転を披露する「タイガースJr」より、失敗してコケてバツの悪そうな仕草を見せるAさんの方が、阪神タイガースに似合っている。
試合後、ライトの消えた無人の甲子園球場に入った。 ある事情があったのだが、これはネットでは公開出来ない・・。 年間予約席の場所の確認で入った事があったが、今回はグラウンドに入れた。 濱中がプレーする辺りの芝を触ってみた。 少し水分を含んだ、触り心地の良い芝であった。 そしてグラウンドから見上げたスタンドは、非常に高く大きなものであった。 正に厳かな空間。 神が生息しているような気がした。 この空間でプレー出来る選手は、幸せだし偉大な野球の申し子達なんだな。 感動の域を超えるような精神状態で、聖地を後にした。
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