2003年06月25日(水) |
○阪神7−0広島 大阪ドーム |
ついに井川が完封した。 同じ完封でも、昨年とは印象が全然違う。 奪三振は僅か5。 でも丁寧に投げている感じで、復活の狼煙を上げたと言っていいだろう。 これがきっかけになってくれればいい。
相手は黒田で、昨季までは随分煮え湯を飲まされた投手だったが、今日はいとも簡単に攻略したもんだ。 というか、完全に飲んでかかったように見えた。 3回、無死1,2塁で今岡が強攻し先制適時打。 続く赤星も同じ状況で、全く送る気配無く打って出て加点適時打ときた。 4回の藤本の適時打や今岡の犠飛と、全て甘い球を的確に捕えていく。 広島が併殺などで好機を生かせなかったのとは、全く対照的だった。 こんな野球では、はっきり言って勝負にならない。 一昔前、足を絡めて効率良く点を取ってきた広島の面影はない。
しかし何度も書いているが、大阪ドームは盛り上がりに欠ける球場だ。 外野席が上下に分断されている為、応援の声がまとまって届かない。 私設中心の仕切りと併せて、地方球場でやっている感じがする。 それでも48,000人。 昨季空席が目立った3塁側内野席も立錐の余地なしだ。
これで勝率が7割を超えた。 この時期としては、異常事態としか言い様がない。 最下位横浜に対して、不細工な形ながら何とか勝利した讀賣の自力Vの灯が消えるのは時間の問題だ。
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