2003年07月24日(木) |
繋ぎの原点は濱中の離脱 |
濱中が戦列離脱したのが、6月13日の讀賣戦。 そこから阪神は、21勝3敗という驚異的なペースで勝ち続けてきた。 4番濱中の離脱により、それまで以上に繋いでいく野球への意識が高まったのではないか。 濱中がいなくなる前と後では、一試合平均得点が5.39→6.88に跳ね上がる。 チーム打率も当時.293だったのが、.300に乗せているのだ。 もちろんチームの勢いがどんどんついてきて、そのムードで打ちまくり、上記のような打撃成績の向上に繋がっているとは思う。 しかし各人の意識の中に、4番離脱の状況で、皆で繋いでいこうというものが、より芽生えたのではないかと推測する。 そして、その事が好結果に繋がったと見る。
最初は不安だった。 覇権獲得に黄色信号点灯等と思ったものだ。 4/8の甲子園開幕戦に代表されるように、ここ一発という場面での濱中への期待はどんどん高まり、彼もそれに応え始めていた。 その主砲が戦列を離れる。 「4番檜山」は弱くないか? 左が並ぶ打線は、相手投手次第で沈黙する事はないか? 色んな不安が頭を過ぎったものだ。 そんな不安を払拭する快進撃。 俄かには信じ難い事実が存在する。
この一ヶ月で敗戦したのは広島のみだ。 しかも3敗しただけで、敗戦投手は全て久保田という状況。 こんな強いプロ野球チームを見た事がない。 阪神戦1勝16敗の横浜がクローズアップされてきたが、ここにきて5球団全てが阪神に勝てない状態に陥った。 ここまでくれば、100勝して日本シリーズも4タテしてしまうぐらいまでやって欲しいと思う。
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