Let's Go!! Tigers

2003年07月30日(水) ○阪神3−2横浜 阪神甲子園球場

初回、簡単に三者凡退の筈が、一転して先制を許してしまった。
相手先発のドミンゴが、球威に任せて三振ショーを演じていく。
昨日負けた事もあり、少し嫌なムードが立ち込めた。

それを打ち破ったのは誰でもない、甲子園に棲む魔物だった。
4回無死2,3塁から、檜山・ジョージが連続三振して迎えた片岡の打席。
思い切りドン詰まり、免機かと思われた次の瞬間、遊撃石井の前にポテンと打球が跳ねた。
こんな事が起こるんだな。。
阪神はツキに見放されていなかった。

続く5回には、二死1,2塁から金本が左翼戦に火を吹くような当たりを飛ばし、1塁走者赤星が一気に本塁を落しいれて決勝点。
暴走か好走塁か紙一重のプレーは、結果的にソツのない野球という評価を得る事になった。

守っては、久保田がやや高めに浮かせ気味ながら、要所を締める形で先発初勝利を挙げた。
そしてその勝利に強力なバックアップをしたのが、今や安定感No.1の安藤だ。
球のキレ抜群の速球は、ホップしているように見える。
爽快指数120%の快投である。

横浜相手に3−2か・・等と思うなかれ。
このような勝ち方は、強いチームにしか出来ないんだ。
ツキを味方にして、思い切った走塁を絡め、安定した抑えで逃げ切る。
大勝や大逆転ゲームを除けば、今季のベスト、5本の指に入る試合であった。
欲を言えば、8回にダメ押しだけどね。。
それは明日に期待しよう。


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