2003年09月05日(金) |
○阪神4−3横浜 阪神甲子園球場 |
興奮している。 試合が終わって30分経った今も・・だ。 野球は筋書きのないドラマだと言われているが、最後の一瞬の為だけに、それまでの2時間49分の前振りがあったんだ。 矢野が放った打球がバックスクリーンに消えるまでの数秒間、時間が止まった気がした。
インタビューを受ける矢野の顔は硬直していた。 興奮冷めやらずとは、正にこの事だ。 頭の中は真っ白じゃなかったか。
この一打で「優勝するんだな。」と思えた。 不安があった訳ではない。 「いつ胴上げするのか??」という興味だけに駆られていた。 何かしら形式ばった感じになっていた。 とりあえずイベントを観に行くみたいな感覚だった。 それがこの一打で、プロ野球の、、、阪神の優勝を観るんだという純粋な気持ちにさせられた。 私が観に行く「胴上げ」は、イベントのような作られたものではないんだ。 大好きな阪神タイガースの一番輝く瞬間を見守りに行くんだな・・と。
ジョージが悪送球したとか、三浦に抑えられたとか、そんな事はどうでもいい。 そういった事を一掃する逆転サヨナラ本塁打。 ギャラードが最後に投じた球は、150km/hであった。
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