2004年04月03日(土) |
○阪神5ー1讀賣 東京ドーム |
福原vs高橋尚と聞けば、普通は、少し不利だと感じるだろう。 実際、高橋尚は良かった。 今までのパターンだと、先制されて、高橋尚に粘投されて、終わってみれば負けとなるのだが。。
先制出来たのも大きかったが、今日の試合は、ジョージの一発だけで決まったと言っていい。 満塁本塁打という結果も然る事ながら、高橋尚の決め球であるシンカーを捉えた事の意味が、あまりにも大きい。 TVに映し出された高橋尚の顔は、明らかに引きつっていた。 「何で打たれたんだ??」と思っているだろう。 沈み切らなかったと言えばそれまでだが、低めのいい球だったと思う。 それを、安打ならまだしも、本塁打にしたのだから、相手に与えるショックは、すごいものがある。 私は、この打席、ジョージは中堅から右に狙っていたのではないかと推測する。 だから、カウント2ー1からの4球目、内角直球を見逃したと見る。 というか、右に打とうと思っていた為、手が出なかったのではないか。 それと、絶対沈む球が頭にあったはずだ。 そういう事が重なって、見逃して、ボールになった。 こう考えていくと、ジョージにとって、狙い通りの球が、次に来た事になる。 真っ直ぐだったり、内角にもう一球来てたら、結果はどうだっただろう。。 まあでも、勝負なんてこんなもんだ。 讀賣に比べて、阪神の打者の方が、集中力があるし、狙い球もはっきりしているという事だ。 その積み重ねが、ここぞという時に結果となって出てくるのである。 現時点での、両チームのレベルの差が出た試合と言っても、過言ではないだろう。
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