2004年05月11日(火) |
○阪神7ー6讀賣 東京ドーム |
激勝である。 阪神の強みが出た試合であった。 救援陣で、虎の子の1点を守り抜く。 これこそ我が阪神タイガースの真骨頂だ。 リガンが戻り、その形を強固なものにした。 これで吉野が復活すれば、V2へのシナリオが完成する。
その代役の江草は、同点で止めた事を評価したい。 低迷期の阪神投手陣なら、ペタに満塁本塁打食らって、ジ・エンドしてた。 瀬戸際で食い止めた彼を、賞賛してあげよう。 7回は、久保田から始まる打順であった為、6回裏での登板を、江草は、どの程度意識してたかは疑問に思うからだ。 スクランブルでマウンドに上がったのだから、多少は甘く見てあげないといけない。
今日一番の見せ場は、言うまでもなく、5回表の今岡・金本だ。 ここ一番の今岡の集中力は、間違いなくセ界一である。 あの打席の内容は、今のプロ野球で、最高峰に位置するものであった。 フルカウントまで粘って、来た球を一球で仕留める。 3番:今岡は、我らの誇りだ。
そして、金本は、正にプロ野球の4番らしい仕事をしてみせる。 あの流れの中で、彼は自分に求められているものを理解し、実証した。 昨季の仕事場の3番なら、連続適時打で十分な場面。 しかし、今季は、彼自身が望んで得た「4番」という立場。 あそこは、試合を決する瞬間だった。 それを期待通りの満額回答で応える。 東京ドームに詰め掛けた虎党は、皆、鳥肌が立った事だろう。
もう東京ドームでは、負ける気がしない。 明日、井川が本来の姿を見せる事が出来たなら、3つ戴く事になるだろう。
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