2004年05月23日(日) |
○阪神5ー4讀賣 阪神甲子園球場 |
興奮した。 阪神タイガースは、すごいチームだ。
前半戦を支配しながら、追加点が取れずに逆転される。 こういう試合、普通は負けるものだ。 しかも劇的な逆転本塁打でやられたのだから、並みのチームなら、100%負ける。 それを、土壇場で二度も盛り返す。 今季、優勝したならば、この試合がキーになったと語られる事だろう。
矢野が右へ打つ意識があれば、二度の好機で、試合を決められた。 それに失敗して、ジェフも「あと一球」まで行きながら、外の球をボールと判定されて、内に入った球を、レフトスタンドまで持っていかれた。 このバッテリーのミスがありながら、それでも逆転してしまった。 誰かのミスを、皆で補う・・これがある限り、阪神は落ちない。 本塁打でしか点を取れないチームと、繋がりで戦っていくチームとの差が出た試合。 気持ちが入るのは、当然後者のチームであろう。 プロであっても、気持ちの強い方が勝つんだ。 人間がやってるんだから、絶対こうなる。 その事を証明した試合であった。 小久保も元木も、阪神の劇的勝利のお膳立てをしたのみ。 お膳立てをしてくれただけでも、昨年とは違う、伝統の一戦という感じがして、逆にありがたいよね。
10回は、関本の四球が大きかった。 際どい変化球を見極めて、塁に出た。 この3連戦の初戦で犯したミスを、後の2戦で見事に取り戻している。 このような意識があるのが、今の阪神のチームカラーだ。 平下の打撃とその後の走塁も良かったね。 きっちり落ちる球を予測して、捕らえていた。
そして最後の赤星。 鳥肌が立った。 脱がされていた。 清原が、間抜けな顔をしていた(笑) いろいろあったけど、最高の形で締め括れた。 感動の甲子園。 今季も健在だ。
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