スカーレットの心のつぶやき
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2002年11月20日(水) 第九

今、小澤征爾さんが指揮する「第九」を聴きながら書いています。

2002年、ウイーンのニューイヤー・コンサートを振って
第絶賛を博し、9月からはいよいよウイーン国立歌劇場の
音楽監督に就任した小澤征爾さんの、記念すべき節目の年に
彼のライフワークとして、熱い情熱を傾けている
サイトウ・キネン・オーケストラと、歓喜の歌で知られている
ベートーベンの交響曲第9番を録音したCDです。

松本で開かれる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の総決算としての、この第九の演奏を聴いていると、
本当に長いようで短い歴史を感じます。

このCDの解説記事に次のようなことが書かれていました。

{ここに聴く「第九」は、指揮者とオーケストラ双方が
10年の時間と経験とを重ねながら、ついに到達したベートーベン
演奏のひとつの結論である。
10年を長いととるか、短いととるかは様々であろうが、
ここに聴く演奏の密度、豊かさ、無垢なる美しさ、
そして、そして、輝かしさは、10年の歳月が
紛れもない感動の軌跡であり、それが「第九」に
凝縮されていることを誰しも実感するにちがいあるまい。
そんな意味からは、この、「第九」は小澤征爾=サイトウ・キネン・
オーケストラの歩みの総決算であると同時に、
さまざまな出会いの場を提供してきた サイトウ・キネン・フェスティバル
松本の総決算でもあるように思われる。}

世界のオザワが指揮するこの「第九」は本当に素晴らしい!!と
思います。

一年の終わりが近づくと必ずこの曲が歌われますが
これを聴かないと、一年が終わらないような気がすることも
確かです。

もし、舞台に立ち、原語で歌えたらどんなにか素晴らしいことかと
思います。



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