スカーレットの心のつぶやき
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今、小澤征爾さんが指揮する「第九」を聴きながら書いています。
2002年、ウイーンのニューイヤー・コンサートを振って 第絶賛を博し、9月からはいよいよウイーン国立歌劇場の 音楽監督に就任した小澤征爾さんの、記念すべき節目の年に 彼のライフワークとして、熱い情熱を傾けている サイトウ・キネン・オーケストラと、歓喜の歌で知られている ベートーベンの交響曲第9番を録音したCDです。
松本で開かれる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の総決算としての、この第九の演奏を聴いていると、 本当に長いようで短い歴史を感じます。
このCDの解説記事に次のようなことが書かれていました。
{ここに聴く「第九」は、指揮者とオーケストラ双方が 10年の時間と経験とを重ねながら、ついに到達したベートーベン 演奏のひとつの結論である。 10年を長いととるか、短いととるかは様々であろうが、 ここに聴く演奏の密度、豊かさ、無垢なる美しさ、 そして、そして、輝かしさは、10年の歳月が 紛れもない感動の軌跡であり、それが「第九」に 凝縮されていることを誰しも実感するにちがいあるまい。 そんな意味からは、この、「第九」は小澤征爾=サイトウ・キネン・ オーケストラの歩みの総決算であると同時に、 さまざまな出会いの場を提供してきた サイトウ・キネン・フェスティバル 松本の総決算でもあるように思われる。}
世界のオザワが指揮するこの「第九」は本当に素晴らしい!!と 思います。
一年の終わりが近づくと必ずこの曲が歌われますが これを聴かないと、一年が終わらないような気がすることも 確かです。
もし、舞台に立ち、原語で歌えたらどんなにか素晴らしいことかと 思います。
スカーレット
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