スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
今日は19年前に亡くなった父の祥月命日だった。
時が過ぎるって本当にはやいと思う。
父が亡くなった時のことが
まるで昨日のように鮮明に思い出される。
父は刑事一筋で家に居ることがなかなか無くて
一緒に遊んだ記憶もあまりない。
父親不在の家庭だった気がする。
でも、やさしかった。
刑事に向いてないなあなんて思っていた。
警察を定年で退職してから
第二の就職をして80歳まで仕事をした。
84歳で亡くなったから
本当に休めた時間は無かったような気がする。
父は癌になり
家で看取り見送った。
父は自分の人生で後悔することはないと言い切った。
最期まで癌告知をしなかったけれど
もしかしたら気付いていたかもしれない。
でも、父の性格を思うと知らせない方が良いと決めたのだ。
それで良かったと思う。
今日は姉と二人でお墓参りに行った。
私が守っている仏壇に父の好物のきんつばを供えた。
父が逝き、母が逝き、夫が逝き、
そしてアズキが逝って
私はひとりぼっちになってしまったけれど
これからの私の時間を元気で愉しいことだけして
過ごそうと思う。
スカーレット
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