恋文
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いやになっても 一緒にいる 自分
夢のなかでも いっしょ
空の色ほど 晴れやかではない 一日がすぎる
ゆっくり ゆこうか
晴れた空のしたで ずっと向こうの山脈が はっきりと 見えていた
撓んだり 歪んだり 壊れたりする
からだと つきあっている
目覚めても 朝は遠い
目を閉じて 思い浮かべる風景
そのために 壊れてゆく 不安といっしょに
ささやかな 望みをもってゆく
曇り空に ジェット機が 横切っていく
どうしてこんなに 疲れているのだろう
忙しくしていると もう 空には夕焼け
何もない 一日だとしても 何もない わけでもない
夕焼け空も 冬の装い
ただただ 邪魔だと思うこと たくさんあって 自分ですら 居心地が悪い
まるで 悪意を持っているような 風のなかを歩く
気付かなければ きっと知らない
道の傍らの 深い奈落
どこで 線を引こうか 決まらないまま
何か起こるのを 待っている
わたしを裏切らず でも
だれかを 裏切るような
どこかの 袋小路
どこまで 行くのかと 決めかねたまま
しばらく まだ 歩いている
どこを目指しているのか ときに分からなくなる 進みながら 考えている
いまも いつでも きっと ノーマル
怖い夢から 目覚める
遠くから 現実の音が 聞こえる
ちょっと 跳んでみたら 少し先に届く
次は どこに向かおう
月と星が 真っ直ぐな線になって
空を 眺めながら 歩いていた
少しでも 近づきたい
向こうの空
スリッパが 一足 残されている
夜の廊下
2013年12月05日(木) |
クリスマスマーケット |
午後の陽射しも 翳ってくる
クリスマスマーケットの 柔らかいひかり
たくさんの 人のなかの 静けさ
追うほどに 隠れてしまう
道端で 立ちすくむ 夕暮れの空
そのうちに どうにか なるだろうか 続けていたら
続けていても いつか ぷつんと 断ち切れるまで
銀杏の葉を 透かして 見上げる
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