いびつでも毎日、いつもそうではないそうやって普通の日はすぎてゆく
暖かい 暑い冷たい 寒いくるくるかわる
花の季節の花のない一日夕暮れの花を見ながら帰る
どこかから飛んできた種が小さな花を咲かせている
あらあらまた風の音のすごいこと
雨と風に痛めつけられてその後ゆっくり浸かるお風呂
どこを歩いても花のときもう咲いている藤も 石楠花もまだ咲いている木蓮も 花桃も
少しくらい冷たい風もいい
朝日が早くから差して夕方の空が明るくなって暖かくなる
いつもと変わらない自分と季節で変わる周辺と
下弦の月がしらじらと空に
花びらと湯あみする
歩道には花びら夥しく風に押し返されながら歩く夕暮れ
言葉の響きよりただ寒さ
桜が咲くいつも雨の思い出
さくら、桜雲の中