TWILIGHT DIARY
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家の猫は、鰹節が大好物である。
こうして、仕事から帰って、 ライティングデスクの上でパソコンに向かっていたら、 下でお座りをして、黙って見上げている。 ずっとである。
彼女が欲しいものはわかっている。 でもなんとなく、ずらしたくなる。 色々と話しかけてみる。
お答えがない。 だって、欲しい物はあれなんである。 「鰹節?」 「にゃぁ〜」 猫って、意外と人間の言葉がわかるんじゃあないか、と思う一瞬である。
根負けするのは、いつも人間だったりする。 視線がびたっと、止まる。 どうしても負ける。
彼女は身軽で、水入れの水が残り少なくなっていると、 流しのボウルに張っている水をぴちゃぴちゃやる。 「あ〜ごめんごめん。」 そうです。水が足りないのです。と、眼でかたる。 私が起きるのが遅いと、ベッドの枕元まで来る。 冷たいあの濡れた鼻で顔をつつかれて、起こされる。
ふと、猫の思考能力って、実はかなりなものなんじゃないかとよく思うんである。
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