TWILIGHT DIARY
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2002年08月06日(火) 好み。。

昨日、wakaさんがいらして、藤沢周平と司馬遼太郎どちらが好きか?という話題になった。

私は司馬遼太郎を読んでいない。
買った事がないのである。
前にも書いたが、いわゆる歴史小説がダメなタイプである。

永井路子や白州正子の歴史エッセイなら、好きで何冊か読んでいる。
杉浦日向子のお江戸物も大好きである。
杉本秀太郎の「平家物語」も、こよなく愛している。
夢枕獏の「陰陽師」シリーズも、おもしろくてずっと買っている。
池波正太郎の美食エッセイも、よだれものである。

だが、司馬遼太郎と山岡荘八は、何故か手が伸びない。
何故かは、わからない。
歴史上の巧みな政略家関連の題名の背表紙に惹かれないからかも知れない。

それとも、ただ単に、長編が苦手だからなのかも知れない。
雷蔵が表紙だから(笑)と購入した中里介山の「大菩薩峠」も、
読んだのは、ほんの数ページ。全部読むとなると全20巻の大作である。
でもその本は、机竜之介に会いに、たまに開いて眺める。

だが、この度一冊も読んだことのない司馬遼の文庫を買った。

「人斬り以蔵」。
私はアウトローな侍が大好きであり、何より短編集(笑)だからである。
でも分厚い。

その他に、藤沢周平「時雨のあと」、白州正子の「夕顔」の文庫本も買った。

うーん、結局、粋好みなのかも知れない。
粋は身を喰うんだが。







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izumi [HOMEPAGE]

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