あたろーの日記
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2003年03月21日(金) 世界中が平和を願っている。。。

 世界中で反戦運動が激しくなっています。
 ヨーロッパやアジアでも、イスラム諸国でも、そしてアメリカ本国でも。
 多くの国々で大規模な反米デモが行われています。。

 今日は芝公園から日比谷公園までのデモ行進「ピースウォーク」と、その後のアメリカ大使館前でのシュプレヒコールに参加してきました。
 私が大使館前に立つのは今日でまだ3回め、デモ行進に参加するのは初めてでしたが、反戦運動に加わる人達の数が日を追って増えていることをひしひしと肌で感じます。
 自分ひとりが動いたって別に何かが変わるわけじゃないけど、だけど何かせずにはいられない、何でもいいから自分にできること・・・と思ってぞくぞくと集まって来るんだと思います。私もそう。その気持ち、大切にしていきたいと思います。
 不思議なんだけど、同じ意識で、同じ目的で同じ場所に立っていると、見ず知らずの間柄でも自然と仲間意識が生まれてくるよう。繁華街や駅のホームで人ごみを歩いている時に感じるような居心地の悪さや、ピリピリ感はまったく感じられません。なにか頼みごとや聞きたいことがあっても、お互いさらりと話しかけられる。すぐに笑顔を交わすことができる。何回か同じ顔があると、ぐんと親近感も湧いてくるし。私も何人かの方から「昨日も来てたでしょう?」って声を掛けられました。私と同世代の人、おじさん、おばさん、大学生、高校生、中学生、そして小学生。。アメリカ人、韓国人、そしてイスラム圏からの人達。。みんな思いはひとつです。平和を求める気持ちはこの先もきっと変わりません。
 デモ行進、大使館前でのシュプレヒコール、テレビ局のカメラが常に何台か来ています。でも、本当に大使館前での抗議行動の真の姿を放映してくれているのでしょうか?大勢の人の「戦争反対」「NO BLOOD FOR OIL」という抗議の叫び声はリビングルームに届いているでしょうか?新聞は世論を正しく紙面に載せているでしょうか?例えばアメリカ大使館前で抗議の集会に参加しようと警官ともみ合いになり逮捕された人が、「過激派」と表現されていたニュースがありましたが、一体何を基準に過激派というのでしょう?逮捕者が出たということばかりが大袈裟に取り上げられて、大規模な抗議行動のことはさほど報道されてないのではないでしょうか。大使館前でシュプレヒコールをする400人が警官と睨み合う一幕もあり終止混乱した、という表現もありましたが、警官と睨み合い混乱していたのは正確には大使館前の400人ではなく、そこから数百メートル手前で行く手を警官と機動隊に阻まれて抗議していた一団の人達です。
 警察の方々はデモをする人達の安全のためにも大規模な警備体制で臨んでくれています。メディアの方々がいるから、平和を求める声がその場にいない人達にも伝わります。
 けれども、メディアが伝えていない、伝えようとしない部分も実際には多くあり、たとえ伝えられたとしても、脚色されたり、取材する人の主観によって内容が正確さを欠いたりすることも多々ある、ということを感じています。
 私の自宅のテレビは壊れていて、新聞も今は宅配してもらってません。だからインターネットで各新聞社、テレビ局のサイトをいろいろ回って読んでいます。またテレビ局のサイトでは、実際にテレビで放映したニュースをストリーミングで配信してくれるのでそれを観たりしています。なるべく1ヶ所のメディアに片寄らず、多くのメディアから情報を得て、自分なりにこの戦争について考えていきたいと思います。

 米英軍にとうとう死者が出てしまいました。イラクにも亡くなった人がいます。たとえ兵士でも、どんな信条を持っていても、同じ人間には変わりありませんよね。家族や、恋人や、親がいるはずです。。
 もし、私の愛する人が戦争に行って死んでしまったら、たとえ彼がその戦争に行くことを納得していたのだとしても、私は一生悲しみ続けると思います。アメリカでもイギリスでもイラクでも、どこの国に限らず、愛する人を失って絶望する人がいるならば、その痛みを分かち合って、そしてやっぱり二度と戦争は起こしてはいけない、と改めて強く願うに至るのです。。。


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