あたろーの日記
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眼球が痛い。 目の周りの筋肉がつっぱる。 瞼の痙攣もまだ少し残る。 会社でみんなに聞いたら、それって眼精疲労じゃないかと言われた。 確かにそうだ。 会社と自宅、毎日10時間以上はパソコンの画面に向かっている。 瞼の痙攣が始まったのは、イラク攻撃で私の神経が昂ぶったからじゃなくて、パソコンによる目の酷使しすぎによるものらしい。 眼精疲労も放っておくとよくないらしい。会社ではどうやらこれがもう半分職業病っぽくなっていて、視野の周りが黒っぽく見えるとか、瞼の痙攣しょっちゅうとか、そういう人だらけだ。よくない。パソコンは。 とにかくこの目の痛みがひどくならないようにしないと。 早くコンタクト外して目の上に冷たいもの乗せて横になりたい。 結局、イラクのことより、今日は自分の目をずっと気にしていた。 私って偽善者だ。 同じ空の下で人が死んでいくというのに。 しかも、明日は仕事帰りに映画の試写会に行く。アメリカ映画。 イラク攻撃に抗議してアメリカ製品の不買運動をひとりでもやろうかと思ったけど、目の前にあるパソコンのOSもアメリカ製だと気がついたら、その気持ち、さっさと萎えた。パソコンがないともうお手上げ状態の私。 どこに行っても何をしても、今の日本はアメリカ、アメリカ。 マックも、スタバもアメリカ。IBMも、アメリカ。 だけど、家に帰ってきてニュースのサイトを見ると、やっぱり思う。 お願いだからもうこれ以上犠牲者を出さないで欲しい。 殺さないで欲しい。 怖がらせないで欲しい。 やっぱり、アメリカはおかしいよ。 ちょっと、感覚が狂ってるよ。
まだそんなに外での反戦運動に参加してないけれど、何回か行った先々で、高校生や中学生がとても多いのに驚いた。 まだちょっと幼さが顔に残る女子高生達が、大使館の前で一生懸命平和を求める声を上げて、みんなの前でマイクを持って意見も言っている。 私が彼女達と同じくらいの頃は、自分のことしか考えてなかったと思う。 大学生のときに湾岸戦争が起こったけれど、テレビで見ていてニュースキャスターの「まるでテレビゲームを見ているようです」という台詞をぼんやり聞きながら、「どこか遠くで起こっているテレビゲームのような戦争」を、暗闇の中で閃光が走る映像を、ただなんの実感もなく眺めていた。フセインはクェートに侵攻したんだからアメリカの驚異的な軍事力でこてんぱんにやられて当然、みたいに思っていたし。 だけど、今、その時の自分をとても恥じている。 当時、アメリカの最新鋭の兵器の威力をまるでショーのように見せられる裏側で、決して報道されることのなかった事実。 米英軍がイラクに落とした「劣化ウラン弾」という兵器によって、今なお多くのイラクの子供達が、白血病や甲状腺がん、無脳症、肝臓障害などで苦しんでいるという恐ろしく悲しい現実。 これは、フォトジャーナリストの森住卓さんのホームページの一部です。 http://www.morizumi-pj.com/iraq3/friday/friday.html (↑この部分をコピーしてブラウザのアドレスのところに貼り付けて見てください) やっぱり、戦争によって最も犠牲になるのは、一番の弱者である子供たちだ。
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