あたろーの日記
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2003年06月06日(金)

 BBSにいつも楽しい話題を書き込んでくださるまさしの母さまから頂いた虹の写真をしばらくトップページに飾っています。
 建物のまばらな九州の大地にくっきりと大きな半円を描いた虹。
 母様のサイトに写真日記に掲載されていたのを「ちょうだいちょうだい」とお願いして、送っていただきました。
 BBSに「名無し」さんが虹について書き込んでくださって、私も虹について考えてる、今。。。

 東京に住んで、毎日地下鉄で高層ビルの下の暗くて長い洞穴を行ったり来たりしているうちに、空を見上げて時間や自然の移り変わりを五感で受け取ることを忘れてしまいそう。
 それでも救いなのは、働いているビルの窓から見えるのが球場や競技場で、そのずっと向こうの新宿のビル群に至るまでの間が、他に高い建物で視界をさえぎられていないということ。私の席から見える窓の向こうは、ずっと遠くの建物群まで覆う空。東京の空。
 会社から新宿まで、朝と帰宅時はなるべく歩くように心がけている。ちょっと距離はあるけれど。歩いているといつのまにか空を見上げてる。月の形、星の数、雲の流れる速さ、空の青さの度合いに感動もする。
 雨上がりには虹を期待することも。
 でも、なかなか虹を見る機会はないなあ。
 虹の探し方が、ずいぶんへたくそになった。
 
 子供の頃、遠くに見える虹のふもとまで行ってみようと、友達と出かけたことがある。
 ずいぶん大きな、くっきりした虹だった。
 幼稚園児の足だからたかが知れてるけど、虹が消えないうちにと一生懸命走った、走った。競争しながら虹に向かって走った。
 田んぼのあぜ道を懸命に走って、出発したときに確かに虹のふもとにあった大きな家までたどり着いて、ここが虹のふもとのはずだと思ったのに、虹にのぼるはしごがなかった。予定では、虹によじ登って、向こうのふもとまで渡ることになっていたのに。
 もっとがっかりしたことは、虹の中にいるはずなのに、自分の周囲は色とりどりのふわふわの雲で覆われているはずなのに、さっきまでいたところと周囲の空気になんの変化もなかったことだ。
 自宅に残った妹には、虹の上までのぼったら手を振るからね、と言って出てきたのに。
 しょんぼりしながらもと来た道を歩いて家にたどり着いたときには、虹はもうほとんど消えていた。

 今でも虹がすき。
 子供の頃よりもっとすき。
 たぶん、虹の絵や写真を見ると、幼い頃虹を追いかけて走っていった時の自分を思い出すから、というのもあると思う。
 虹がついているものを見るとつい買ってしまう。レターセット、缶バッチ、ハンドタオル。。。
 70〜80年代に活躍したバンドに「RAINBOW」がある。もちろん大好き。
 そんなに詳しくないけど。
 今日のBGMはRAINBOWの「StoneCold」です。
 RAINBOWの曲では一番好きかな。
 


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