あたろーの日記
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| 2006年01月21日(土) |
雪がふるふる雪みてをれば |
旧暦12月22日。 朝、寒くて出られずに布団の中でもぞもぞしていたら、大家さんがアパートの周囲や外階段を雪かきする音と、近所の人達との会話で、どうやら外が積雪だと知る。 ようやく意を決して布団から這い出し、外を見ると、わあ、凄い雪だー。嬉しくなって、積もった雪をすくい上げて、つぶてにする。ふわふわと柔らかい雪に手を突っ込むのが気持ちいい。 読み終えた本の中から、時代小説や随筆など、両親の好みそうなものを選んで、母の気に入りのお茶などと一緒に段ボールに詰め、えっちらおっちら雪の中をコンビニまで運んでいく。まさかこんなに降るとは思わなかった(夕方までに都心の積雪量は9センチだとか)、こういう日に限って雪が降る。今日出した荷物は、新潟の実家に明日の午前に着きますでしょうか。ちょっと難しいかな。 夕方、早めに銭湯に行き、またカップ酒を買って帰り、肴を作って早めの晩酌を始める。今日はまぐろのユッケ風サラダ、大根と厚揚げの薄味煮、と、突然食べたくなってスーパーで買ったお稲荷さん。まぐろのユッケ風サラダは、スライスした玉葱とルッコラなどを合わせて皿に敷き、その上にまぐろのたたきを乗せ、真ん中に卵黄をちょこんと。最後に、すり下ろしにんにく+ごま油+醤油+コチジャンを混ぜたたれを上から回し掛けるだけ。 ちびりちびりと熱燗を呑みながら、窓の向こうに降り積もる雪を感じ、しんみりと、山頭火の句集をめくる。
雪がふるふる雪みてをれば
雪へ雪ふるしづけさにをる
ここにかうしてわたしをわたしをおいてゐる冬夜
しんみり雪ふる小鳥の愛情
雪のあかるさが家いつぱいのしずけさ
今夜は、雪が出てくる句を見つけると、ちょっと嬉しくなってしまう。 それから、借りてきたDVD『続・座頭市物語』(1962年大映)を観る。勝新の座頭市シリーズ第2弾。物語は第1弾座頭市から1年後という設定。市が、1年前にいた土地を再び訪れ、そこで実の兄と巡り会い・・・という話。共演は、勝新の実兄城健三郎(若山富三郎)。それから、若き日の水谷良重がなんともしっとりした良い雰囲気。ずば抜けて美人、というわけではないのだけど、眼と唇に色気があって、さっぱりとして芯の強い女性を巧く演じている。 で、やっぱり今回も泣いてしまう。泣いてしまうのだけど、74分というのはあっという間の短さで、「え、これで終わり?」と最後はちと呆然。 だけどそれでも面白かった。
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