あたろーの日記
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旧暦12月23日。  今日のわんこ。 ・・・昨日よりなんだか小さくなって。
河野多恵子『小説の秘密に関する十二章』を読んで、自分の今までの小説の読み方があまりにも拙かったことに愕然とした。あまりにも安易な視点でこれまで読んできた。読んでいて自分が理解できない小説、面白くない小説は、途中で放り出したり、ざっと流すように読んだり、或いは名作だからと無理矢理字面を追うだけだったり。 そういう読み方をしてきたので、谷崎も三島も漱石も、ほんとうに読めたかどうだか、かなり怪しい。実はそういうことで、昨日からちと落ち込んでました。 実家に、母が昔買った文学全集があって、十代の頃、ちょっとずつ囓りついてはみたものの、『卍』とか『虞美人草』とか、『仮面の告白』とか、何が書いてあるのか理解できないまま、こんなものかなあ、と読んでしまった。 30代も半ばを過ぎようとする今、自分の読書の質と量が、圧倒的に不足していることを痛感している。謙遜なんかではなくて、本気でやばいと思っています。40歳になるまであと数年のうちに、今まで自分が敬遠してきたり、過去にさらっと読んで分かったつもりになっていた作家や、理解できずに放り出した作家のものを、片っ端から改めて読んでいこうと思います。
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