あたろーの日記
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2006年11月02日(木) できごと集。

 旧暦9月12日。
 『ある映画監督-溝口健二と日本映画-』(新藤兼人・岩波新書)を読む。没後50年の日本映画の巨匠を、その弟子であった新藤兼人の視点から追う。映画を創る人間の、浮き沈みの激しい人生。ちょうど書店で入手した『月間百科』という平凡社のPR誌11月号に、「巨匠、溝口健二没後五〇年」という短いエッセイ(岸川真)が掲載されている。なるほど、今月13日に、平凡社ライブラリーから、『溝口健二の世界』(佐藤忠男)が出る。こちらも楽しみ。

 昨日チャリンコをのんびり漕ぎながらの帰宅途中、大塚駅近くの商店街で、脇道から飛び出してきたおばさんにぶつかりそうになった。あぶないなあと思っていたら、おばさんは私の方には気づかず、近くの文房具店の前で周りの人(知り合いのよう)に「110番して!!110番!」と飛びつくように叫んだ。よく聞き取れなかったのだけど、どうやら、近くの信用金庫に店の売り上げを預けに行く途中で、バイクに乗った男にバッグをひったくられたらしい。「○○ちゃん、そういう時は大声出さなきゃダメだよー」と、知り合いらしいおじさんにたしなめられていた。
 その後私は近くの書店に入っていたのだけれど、パトカーがサイレンを鳴らしてどんどん商店街にやってきていた。
 街の中にいろんな視線が混ざって居るんだと思うと、今更ながら、恐ろしい世の中だなあ、と。。。

 いつも利用している駅近くに、新しいスーパーマーケットが出来た。私も2回行った。先月末に開店したので、まだ混んでいる。すごく混んでいる。老若男女がカゴをぶらぶらさせて、店内をうろついている。
 今夜銭湯で、おばちゃん達が話しているのによれば、野菜は安いけど肉や魚はさほど安くない、とのこと。でもお総菜とかお弁当とか多いから、学生さんとか商売やってる人にはいいんじゃない、それから売っているのは食品だけなので、洗剤なども買いたい場合はあっちの店こっちの店と行かなきゃならないとなると、やっぱり今まで通っていたスーパーのほうがいいわよね、とのことだった。ふむふむ、みんな考えることは同じなんだな。

 お風呂上がりに缶ビール買って帰ろうと、セブンイレブンに寄ったら、ケーキの試食を勧められた。クリスマスケーキなんだそうだ。カップに入ったケーキ、3口分くらいだけど、おかげで甘いお菓子を買わずに済んだ。店内で戴いた分で満足できたので。美味しかった。


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