あたろーの日記
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2006年11月05日(日) 読んだ本。

 旧暦9月15日。
 今日は満月だ。銭湯に出掛けるときに、雲のない空の高いところに浮かぶまんまるお月様に見下ろされていた。
 昨日は部屋の本の整理と、チャリンコ漕いで、北隣の区の図書館にCDと本を返却に行き、ついでまたCDを借りて、その足で南隣の区の図書館に行き、またまたCDを借りて来た。CDは落語、圓生、志ん生、三木助ばかり14枚。と、小沢昭一の「日本の放浪芸」という、7枚組のものを。iPodに入れたら、落語はとうとう300話になった。なんだか自慢したい気分。ポッドキャストを最新10番組ずつしかiPodに入れないように設定したので、本体の容量をちょっと節約できるようになった。それが良いのか悪いのか、また落語CDをせっせと図書館から借りてきて、入れたくなっている。願わくば「圓生百席」を全部入れたいんだけどなぁ。・・・と調子に乗っているとまた容量足りなくなるぞ。
 
 今日は、自宅でごろごろ。『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』(福田和也・PHP文庫)、『頭がいい人の習慣術』(小泉十三・KAWADE夢新書)、『映画を見ると得をする』(池波正太郎・新潮文庫)を読む。最近書くことがなくなってきたので、読んだ本、観た映画を日記に書くことにしようと思います。これまでは、なんだか、読んだ本や観た映画なんかを書き連ねるのは、野暮だと思ってたんですが。ほんとに、発想が枯渇してきたので(泣)。
 『ひと月に・・・』はかつて読んだものの再読。嬉しいことに私は読んだ内容をすぐ忘れるので、1冊で2度美味しい人間なのだ。『頭がいい人の・・・』と続けて読むと、この2冊がほとんど同じようなことを述べているのがよく分かる。2冊とも、書店へ足を運び、書棚・平台を眺め、実際に本を手にとって買うか買うまいか迷い、入手することの大切さを指摘。また、おおむね、新聞や本などの情報を整理することに溺れて、情報を扱うことが目的になってしまうことに注意を促し、あくまで、情報を自分のものにしていくことの重要性を強調している。
 池波正太郎もリドリー・スコット監督の『エイリアン』を観たんだなあ。と、ヘンなところに感心してちゃいけない、結構、大切なことが書いてある本。映画は脚本が大切。「映画というのは、何よりもまず脚本です。脚本がよくなかったら、どんな監督がやってもどうにもならない」等々。人は何故映画を観るか、お芝居を観るか、小説を読むか・・・「つまり自分が知らない人生というものをいくつも見るということだ。もっと違った、もっと多くのさまざまな人生を知りたい・・・・・・そういう本能的な欲求が人間にはある」
 解説がアリエール・ペンという方で、どういう人かぜんぜん知らないけど、こちらも読んで面白かった。どういう人か・・・「フランス人主婦」と肩書きにはある。なんか、こう、ムッシュイケナミの人脈の奥行きを感じた。
 


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