浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2001年12月24日(月) 星座とアナロゴン/視界から消えない謎の模様

ひさしぶりに晴天の夜空。冬は星が鮮やかに見える。見上げれば、空に輝くオライオン。澄んだ夜の大気に、狩人の星座の躍動。
さわやかなクリスマスになるかな〜。

わかる星座って、オリオンとカシオペアに北斗七星くらいしかないんだけど。一度パターンを記憶してしまうと、それ以外のものに見えないのが不思議。
顔文字なんかもそうだ。海外の「;-P」なんて最初は何じゃこりゃと思ったけどさ。
○の中に「・_・」と配置すると、人の脳はそれを顔としてパターン認識する。そういう記号を「アナロゴン」というらしい。っていうのを読んだのは、たしか小松左京のエッセイだったな。現在の自分の土台を作ってくれたのは、この人達のようなSF作家達の作品群のおかげだ。

他の人が見る色は自分が見てる色と同じなんだろうか、って考えてた頃がある。左京さんのエッセイでもそれにふれていた。脳をTV受像器と考えれば、同じ設計仕様の受像器は同じ像を結ぶ。それが答えだった。まあ、ときどき自分の受像器の微調整がズレてるんじゃないかと思うことはある。

暗い夜空を見ていると、チラチラと明滅するモザイクのような模様が動き回る。普段はその存在を忘れているが、どんな景色を見ても目を閉じても、それはフィルターのように視野を覆って消えることがない。暗い方が目立つけれど。
目の筋肉を動かしたり神経を集中させると、明滅する色とパターンが変化する。明るい光源を見た痕跡のかたまりも、しばらく残る。視神経への刺激が、脳内で色や模様に翻訳されているのだろうか。
子供の頃から、これが見える人は他にいるのだろうかと、不安でたまらなかった。家族に話したら、眼科に連れて行かれた。視力はよすぎるほどだった。
集中時に視野に明滅する星の存在を、大薮晴彦の小説に見つけたときは、少しホッとした。それ以外にこれが描写されているところを見かけたことはない。
誰か同じモノを見てる人、他にいません? いなかったらどうしよう〜。(^^;)


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