浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2002年07月15日(月) 旋回する羽音/予選放映開始!/グッドウッド

蒸し暑くて、カビだのなんだの盛大に増殖する今日このごろ。いろいろ出没して怖い台所なんですが。
飛んでたんです。アレが寝室に飛んでたんです。黒いテラテラした翼のアレが!(号泣)
暑さのあまり、グッタリとお布団の上に寝そべって本を読んでたんです。そこに、ぶぶぶぶぶ!と、ミョウに大きな羽音が。ハッと見上げる私の目の前を、でかい飛行物体が旋回していきました。あ、あの飛行の下手さは、もしかしてアレでわ!
そう、アレでした。ひきつって立ち上がることもできない私の上を、さらに1回旋回していきました。ぐあ、見ちゃったよ、腹を。うぐう、がはあ、ほげえ!
あまりの事態に「あ、あの腹は、セミよ。セミなのよ。お願い、セミにしといてくれ〜!」と、錯乱して口走っていた自分。
うぎゃあ、本の上に着地するなっ、本の隙間に逃亡するなっ。殺虫剤まけれへんやんかー!
血迷ったあまり、半ノラ子猫ちゃんずを室内に呼び入れて退治してもらおうかとまで考えたぞ。
逃げ足速くってノミとり粉させてくれずノミ増殖中だわ、物置の本の上で盛大に爪とぎや昼寝してくれるわ、そういう猫ちゃんずに室内を狩場にさせるのはデンジャラス!とあきらめましたがねえ。しかし、デカゴキだった。どこに逃げたんだ。くうう。(涙)

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関西の地上波でも、フランスGPより予選放映を開始するようです。なんと約10年ぶりですと。関西テレビ番組欄
いつもより夜更かししてしまう週末が訪れそうだ。(笑)

トーチュウのニュース”グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード” 「パンツを1枚しか持ってこなかったのでどうしよう」by福田良
良君のセリフがなんとも可愛くて、笑っておりました。でも、ホントは笑ってる場合やないんよね。F1のテストドライブは、他の子がしとるんやから。
今年はフル参戦してるカテゴリーないんやから、もっとあちこち顔出して人脈広げて顔つなぎせんとどうにもならんがね。高く買おうっていう青田買いの連中の視界にはいらなきゃ、腕がどんなにあったって、どうしようもないんや。ホンマに、しっかりしいや。

トヨタがこの「フェスティバル・オブ・スピード」に初参加というのに、ちょっと驚き。個人の持ち物となってるレーシングカーは、参加してたかもしれないけどね。
もしかしたら、ル・マンやF1で欧州レース界とのお付き合いが広がったからだろうか。
このフェスの映像は、「カーグラ」などで何度か見たことがあります。ほのぼのとした田舎の光景、枯れワラを積んだコースをマシンが走っていくんだ。もちろんタイムも競ったりするのさ。マシンを愛してるオーナー達が、それをしまい込むことなく、手入れをして、駆り立てていく。古いマシン達を走らせるために、今は生産されてないタイヤなどを特別に作る小さな会社もある。そりゃあ、たまにはこすっちゃったりぶつけちゃうかもしれないけど、ピカピカのまま倉庫で朽ちるより、マシンにとっては幸せだよね。
トヨタ博物館の倉庫に眠ってたマシンのエンジンに、もう一度火が入ったのか。(『天国グランプリ』でもわかると思うけど、私はマシンに感情移入するんで、こういう話には弱い。想像すると、ウルウルしちゃうんだ。)
古いマシンを復元していく技術屋さん達を想像する。設計の概念や部品を目にして、先人(あるいは若い頃の本人かもしれない)達がこめた理想や限界を読みとっていくのを想像する。その技術とそれを支える思想を読みとっていくのを想像する。
世代や場所や時を越えて、機械が伝えうる言葉を想像する。私らが、手にし目にする機械や道具にも、そんな言葉がこめられているんだよね。


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